近藤共弘が首位浮上 2打差で谷原秀人ら3人 石川遼は34位
2014年 HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦
期間:11/06〜11/09 場所:美浦ゴルフ倶楽部(茨城)
「藤田さんを目指したい」 近藤共弘はトレーニング強化中
国内男子ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」3日目。5位からスタートした近藤共弘が8バーディ、1ボギー「64」とし、通算15アンダーで単独首位に浮上。後続に2打差をつけ、3シーズンぶりのタイトルに王手を掛けた。
1つ伸ばして折り返したバックナインに、上がり3連続を含む6バーディを集中。12番(パー3)で6m、14番と17番では8mの距離を沈め、首位に駆け上がるラストスパートを演出した。「アイアンが良かった」というショットの切れとともに、10月上旬「トップ杯東海クラシック」から替えたパターが大きな支えになっている。
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マレット型のパターヘッド形状はそのままに、シャフトをセンターモデルにチェンジ。「ずっとイメージも良いし、感触もしっくりきている」と、10月に入ってから4試合でトップ5入りは3回を数え、優勝に近い位置でプレーを続けている。
加えていまは「この時期になると疲れがたまってくる」という体力的な課題を克服するため、フィジカル面への意識も高めている。この3年間はマッサージ専用のトレーナーを帯同させ、ラウンド後は入念に体をケア。今年10月上旬からは、トレーナーと週3回を目安にした筋力トレーニングも始めた。「自分の中では若いイメージだったけど、僕ももう37歳。いまも体力とゴルフが上がっている藤田(寛之)さん(45歳)を目指してやっていきたい」。
「一番盛り上がる秋に、一番盛り下がる傾向にある」との言葉通り、過去の5勝はすべて10月以前のものだ。ここ数カ月の成果と上昇気流を実らせ、“秋の陣”の盛り上げ役に加わりたい。(茨城県美浦村/塚田達也)