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谷原秀人が“小振り”で6アンダー暫定4位

国内男子ツアー「ANAオープン」の初日は、午前中の降雨によるコースコンディション悪化で1時間27分間中断。日没サスペンデッドになる中、谷原秀人が1イーグル、4バーディの6アンダー「66」でラウンドし、首位と1打差の暫定4位につけた。

12時28分、10番から出た谷原は日没を意識しながらのラウンドとなった。8番パー3を終え、同組の小田孔明キム・ヒョンソン(韓国)ら3人は足早に9番ティグラウンドに向かった。そして、ティショットを打ち終えたところで日没を知らせるサイレンを耳にした。

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日没の場合、サイレンがなった時点でプレーに入ったホールは、カップインまで行うことができる。なんとか、ホールアウトする権利を得た3選手だが、のんびりしている場合ではない。刻一刻と暗闇が迫っているため、必然的に歩く速度もプレーも速まった。

2打目でグリーン手前30ydまで運んだ谷原の3打目、アプローチショットはグリーンの手前からコロコロとピンめがけて駆け上がるとそのままカップに吸い込まれるイーグルフィニッシュ。「あれはラッキー。でも今日はもっとスコアを伸ばせたかな」と上機嫌でクラブハウスに引き上げてきた。

8月末に行われた「アールズエバーラスティングKBCオーガスタゴルフトーナメント」の大会最終日に首痛のため途中棄権をした谷原は、2週前の「フジサンケイクラシック」は欠場。ケガの回復具合が気になるところだ。

「今日もずっと痛かった。そのせいで、ショットは思い切り振っていないから全然曲がらなかった」。強振できないことが奏功。小振りで抑えめのショットでボギーを打たずにスコアを伸ばした。

運良く第1ラウンドを終えた谷原は、2日目の第2ラウンドを8時8分に1番からスタートする。「明日に向けては、とりあえず首を治すことですね」。6時40分からのプレー再開を免れた貴重な時間は、首の治療に費やせそうだ。(北海道北広島市/本橋英治)

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