福島オープン練習日の谷原。弾みをつけて渡米したい

次週7日（木）に開幕する「全米プロゴルフ選手権」に谷原秀人が出場することが決まった。米ツアーを主戦場とする松山英樹、石川遼、そして国内ツアーで現在賞金ランクトップを走る小田孔明に続く、4人目の日本勢としてメジャーの戦いに臨む。

最新世界ランクで117位の谷原のもとに、繰り上がり出場の吉報が舞い込んだのは29日（火）のことだった。当週の日本ツアーはオープンウィークとなっているが、開催前週の知らせとあって、明日31日（木）からの「ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメント」に向け状態を整える間も、準備に大忙し。「メジャーだけど、出るのも迷った」と苦笑いも交えながら話した。

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3週間のオフは主に、来月3歳になる愛息の悠人くんを相手にリフレッシュ。「パズルばっかりやっていた。マネージャーと一緒に。1000ピースもあるから何時間もかけて、最後の1ピースを息子に入れさせてあげる」と相変わらずの子煩悩ぶりを発揮。期間中の練習ラウンドも3回ほどと言い「メリハリですね。良い方に捉えてやっている」と自然体を貫く。

「全米プロ」出場は2006年大会以来2度目。メジャーも実に2008年「全英オープン」以来となる。「行くからには頑張りたい。（今週の大会も）今の感じだと行けそうな気もするし、盛り上げていけたらいい。全米プロも決まったので、その前にいいゴルフをしたい」。今年1月の米ツアー「ソニーオープンinハワイ」では8位フィニッシュ。「そんなにうまく行かないでしょう」と慎重だが、復活ロードの歩みを世界に再びアピールするには最高の機会だ。（福島県西白河郡／桂川洋一）