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松山英樹、プロ転向は明言せず。ソニーOPに照準

21日、都内で2012年度のJGAナショナルチーム慰労会が開催され、日本のトップアマたちが今年の活動を締めくくった。今年は7月にイギリスで開催された「第10回ジュニアオープンゴルフ選手権」で、柏原明日架が日本女子として初優勝。直後に韓国で行われた「第12回ネイバーズトロフィーチーム選手権」では、香妻陣一朗小袋秀人富村真治松山英樹を擁する男子チームが04年以来となる3度目、自国開催以外では初となる優勝を果たしている。

そんなナショナルチームの中でも、やはり動向が注目されるのが松山だ。今年は目標としていた「アジアアマチュアゴルフ選手権」の3連覇を果たせず、翌年の「マスターズ」出場はお預けとなった。2011年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」優勝で獲得した国内男子ツアーのシード権も、来年末がその行使期限となっている。

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だが、プロ転向の時期について問われた松山は「まだなるつもりはないです」ときっぱり。昨年一勝しかできなかったことを悔やみつつ、「出る試合で優勝を狙っていくだけ。ショートゲームのミスが多かったので、そこをいかに調整できるか」と、来年に向けての課題を語った。

プロ転向については、監督や周囲の人々と話をして決めたいと繰り返す松山だが、時折本音ものぞかせる。

「4月までは、一生懸命体力作りをやっていくだけ」という言葉の裏には、4月以降の変化の兆しも読み取れるだろう。次週、早くもハワイへと飛び、翌年の米国男子ツアー「ソニーオープン」出場の準備を始める。米ツアーへの興味を「あります」と断言する松山は、優勝し、「マスターズ」出場と米ツアーのシード権を同時に獲得できるチャンスを、「抜群ですね」と表現。日焼けした顔に不敵な笑みを浮かべていた。(東京都/今岡涼太)

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