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【GDO EYE】男子ゴルフの開幕戦は初シード勢が大暴れ!

男子プロにとっては、待ちに待った2009年の開幕戦「東建ホームメイトカップ」が4月の16日(木)から19日(日)まで開催された。4日間延べ40,409名のギャラリーにとって、もっとも注目を集めたのは石川遼だったが、最終日は石川のプレーも見つつ、各ホールに分散し選手たちのプレーを見ているギャラリーも多かった。

そして、この開幕戦での活躍が目立ったのは昨年初シードを獲得した選手たちの活躍ぶりだった。今大会には10名の初シード選手が出場。中でも上位で戦い大会を盛り上げたのは、最終日にベストスコアの「65」をマークし3位タイに入った池田勇太。池田には追いつかなかったが8位タイに食い込んだ前田雄大。19位タイで終わったが、最終日最終組でラウンドした山下和宏。さらに4日間安定したゴルフで12位タイとなった中嶋常幸の長男・中島雅生。さらに2日目に首位タイとなった松村道央

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9アンダーでホールアウトした池田は、その時点では首位と1打差の2位タイだったが、しばらくすると首位の金鐘徳(韓国)が13番でダブルボギーを叩き単独首位に浮上。「優勝もプレーオフもないと思っていましたけど、ボード見たら単独首位でしょ。どうなっているんだろうって感じでしたね」。周囲からプレーオフもあるかもしれないと言われた池田は、練習場に向かった。しかし、1球打ったときに金が10アンダーでホールアウトしたと聞き、クラブハウスに引き返してきた。

試合はプレーオフを制した小田孔明が優勝で、池田は3位タイとなったが「今年は日本シリーズ出場を目指してやります。優勝へのこだわりはないですよ。優勝はチャンスがあればね。シードを持っていると気持ちが違うんで」。昨年はシード権を持たずに、スポンサー推薦や予選会などをクリアしてツアーに出場していたため、ある意味出たとこ勝負という気持ちだったと言う。しかし、今季は通年で出場できるので、何が何でも上位に入ろうという考えではなく、1年間を通した戦い方を考えられるようだ。

最終日にスコアを伸ばせず、目標としたトップ5入りを逃した山下は「昨年シードを取ったから、今年はそのシード維持は絶対条件。でも1年間ここで戦えるので、目標をどんどん高くして優勝も狙えるようになりたいです」。彼らはツアープロとして最も大事な試合に出る権利を掴んだ。次なる挑戦は、やはりツアー優勝となる。石川遼ばかりが目立つ状況ではあるが、彼らのようなこれからの選手がファンに注目されるようになれば、男子ツアーもさらに活気溢れることだろう。(編集部:本橋英治)

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2009年 東建ホームメイトカップ



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