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日本男子ツアー2002年振り返り ベテラン勢が頑張った

中嶋完全復活! ジャンボも湯原もベテランが頑張った

2000年、片山晋呉(27歳)が佐藤信人(30歳)、谷口徹(32歳)を抑えて賞金王に輝いた。昨年2001年は、マスターズ4位など持ち前の実力を発揮した伊沢利光(32歳)が賞金王に。そして、日本のゴルフ界を常にリードしてきたジャンボ尾崎が未勝利に終わり、はっきりと世代交代と流れが見えてきた。

しかし2002年は、そんな時代の流れに待ったをかけるようにベテラン勢が復活した。
まずは、前年11月のカシオワールドで7年ぶりに優勝し、その勢いで開幕2戦目のダイドードリンコ静岡オープンを制した室田淳(46歳)。

次に名乗りを上げたのは、ツアー47勝を誇る中嶋常幸(47歳)。2001年は開幕戦と最終戦に2位に入るなど復調を見せた。しかし、優勝こそ復活の証とばかりに6月のダイヤモンドカップで、7年ぶりの優勝を飾った。

8月には腰痛などでここ数年イーズンを通して戦うことができなかった湯原信光(45歳)が、なんと10年ぶりの優勝を久光製薬KBCオーガスタゴルフトーナメントで果たした。そして、9月にはジャンボ尾崎(55歳)が、約2年ぶりの優勝を北海道の全日空オープンゴルフトーナメントで果たした。さらにシーズンの大詰め、インターナショナルシリーズの1戦目、三井住友VISA太平洋マスターズで、中嶋が2勝目。

30代前半が中心の国内ツアーで、40歳以上の選手が4人も勝った。彼ら技術が他を上回ったのか、調子が良かっただけなのか。実はこの4人の優勝は全て最終日を逃げ切って勝っている。最終日を単独首位、もしくは首位タイからスタートしていた。

最終日にプレッシャーのかからない位置からチャージをかけて逆転優勝することも難しいが、首位を維持するはもっと難しいのではないだろうか。同じ組の選手を見ながら、先にプレーする選手に抜かれないようにスコアをまとめる。自分がどんなゴルフをすれば勝てるか把握する、これこそ経験のなせるところなのだ。

室田と湯原にとっては、この優勝以外に目立った成績を残せなかったが、ここ一番の勝負どころでの集中力は素晴らしかった。若手の台頭がゴルフ界にはとても重要だが、ベテランが奮起するのも、ファンにとっては魅力的なことだ。

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