期待のルーキー、浅地洋佑のスイングをスーパースローで見る
2012年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント
期間:07/05〜07/08 場所:ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)
俺も注目ルーキー 浅地洋佑が8位発進
国内男子のレギュラーツアーで史上最年少優勝を飾ったのは2007年「マンシングウェアオープンKSBカップ」を勝った石川遼。そして先月、石川の杉並学院高OBの後輩、19歳の浅地洋佑は下部ツアーにあたるチャレンジトーナメントの最年少優勝記録を「ISPS・CHARITY チャレンジトーナメント」で樹立した。
そのツアールーキーが、5日に北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブで開幕した国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」で3アンダーの8位タイで発進。4バーディ、1ボギーの「69」をマークしリーダーズボードの上位に名を連ねた。2つスコアを伸ばして折り返すと、後半アウトの3番(パー5)を3パットボギーとするが、15メートルが入った8番から2連続バーディを決めてフィニッシュした。
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昨年末にプロ転向し同期となった藤本佳則、川村昌弘が早々に注目を集めている今季。アマチュア時代から注目の存在だった浅地にも周囲から大きな期待がかかっている。
しかし高卒一年目の新人の心の持ちようは、既に多くの場数を踏んできた選手のよう。「焦りはないんです。誰だって調子の良いときと悪いときは必ずあるし、きっといまは僕にはまだ“流れ”が無いんだって。いつか必ず僕にもその流れが来るはずだと思っています。高校の頃まではいつも『絶対優勝してやる』って思ってたんですけどね・・・」。小学生時代から卓越していたアプローチの技術も、プロの世界に飛び込むと「まだまだ通用しなかった」と高い壁を受け止めた。いまはその“引き出し”を増やしている最中だ。
「チャレンジで勝ったことで、(シード獲得に向けた)選択肢がもうひとつ増えた。レギュラーに出ても余裕がある。良いゴルフができる自信もつきました」。長いシーズンも中盤に差し掛かった。北の大地で次なる飛躍のステップを踏む。(北海道千歳市/桂川洋一)