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【GDO EYE】妻と掴んだ5年ぶりの勝利!

国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」の最終日に、通算15アンダー首位タイからスタートした高山忠洋が、2ストローク伸ばして2位に3打差をつけて優勝を果たした。

高山は2003年シーズン中から手首を痛めて、一時はゴルフどころか普段の生活に支障をきたすほど悪化。いくつもの病院を回ったが、改善策が見つからずに、とにかく冷やすアイシングしか施す手が無かった。現在も完全に直ったわけではないが、ゴルフはできているので、痛みにも慣れてきたという。

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最終日の高山は、同じ最終組でラウンドしたディネッシュ・チャンドと一歩も譲らぬ接戦を演じた。均衡を破ったのは13番パー5、ピン手前7mからバーディパットを沈めた高山が1歩リードを奪った。

その後、15番でチャンドがボギーを叩き、17番パー3では4mのバーディパットを決めた高山が3打のリードを奪い最終ホールに入った。ティショットを右サイドのラフに打ち込むと、2打目はグリーン左のラフへ。そこからのアプローチをピン奥1.5mにオーバーさせ、返しのパーパットを沈めて両手を高々と上げた。

過去に2勝している高山だが「今までとは比べ物になりませんね。過去の2勝はプレーオフだったので、今回のように逃げ切って勝てたことは今後につながると思います。15番ぐらいから胃が気持ち悪くなってきて・・・。今、やっと何か食べたいと思えるようになりました」。優勝会見では屈託の無い高山らしい笑顔がこぼれる。

5年ぶりの優勝を「長かったですね。(石川)遼とかは僕が前にも優勝したことがあるって知っているかな!? 最近20代とか40代が活躍していますが、30代もいるんだと示したいですね」と、これからも優勝を狙うつもりだ。

高山は今回の優勝をファンにも捧げたいがそれ以上に妻の梢(こずえ)さんに、と言う。毎試合、高山に帯同する梢さんを「もちろん妻ですけど、恋人であり、友達であり、何でも話せる存在です。ボギーが続くと寂しそうに歩いているし、バーディが続くと楽しそうなんですよ」と嬉しそうに話す。

昨年6月に入籍し、今年2月に挙式をあげたが、まだ新婚旅行には行っていない。「未定ですね、来年ぐらいに行こうかと。二人ともノープランなので(笑)」と打ち明ける高山だが、今回の優勝賞金3,000万円があれば、思いつきでどこへでも出かけられるだろう。(編集部:本橋英治)

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2010年 サン・クロレラ クラシック



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