2010年 サン・クロレラ クラシック
期間:07/29〜08/01 場所:小樽カントリー倶楽部(北海道)
遼、3日目の再現ならず14位タイに終わる
国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」の最終日。通算6アンダーの8位タイで迎えた石川遼は、池田勇太、上井邦浩と8時40分に1番ティからスタートした。石川のスタートするころから、ぽつりぽつりと降り出した雨は、しばらくは大人しかったのだが、3番ホールに入ると風が冷たく強さも増し、黒い雨雲と共に本降りになっていった。
前日の第3ラウンドでは9バーディ、ノーボギーの63をマークしてコースレコードを出した石川のプレーを一目見ようと、多くのファンが詰め掛けたが、2番、3番とボギーが続き、ため息が漏れ始める。ティショットの安定感を欠き、アイアンショットで挽回することもできず、ピンチが続いた。5番でもボギーを叩き、3アンダーに後退してしまった。
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「前半は風が強くて難しいコンディションだった。少しドライバーショットが乱れていました。練習場では良いスイングができるが、コースに出るとまだ甘いですね」。前半については反省をする石川だったが、後半に入るとドライバーショットも安定し、何度もチャンスを迎える。11番、14番でバーディを奪い通算5アンダーに戻した石川だが、13番パー5では60センチ程度のバーディパットを外す場面もあった。
それでも、「この2日間はとても良いゴルフができました。昨日の63も自信になりますし、今日のラウンドもいくつか良いショットがありました」と満足感は高い。次週から2試合の米ツアー遠征となるが「行く前にこういうコースでプレーできたことは自信になります。とにかく、最初の週(WGC)では4日間戦える体力、精神力をつけたい。全米プロでは、風が吹くコースと聞いているので、風に負けないティショットを打ちたい。今まで3つのメジャーで学んできたことを今年最後の海外試合で活かしたい」と、次週に向けた豊富も語った。