池ポチャバーディ締めでリンクスへ 片岡尚之の次戦は「全英オープン」
◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 最終日(5日)◇西那須野CC(栃木)◇7036yd(パー72)◇雨(観衆1531人)
ボールが池に沈んだのはこの日だけで3回目だった。4月の「マスターズ」で初めてメジャーを経験してから、片岡尚之は飛距離アップを目指して1Wを振りちぎる日々を過ごしてきた。ショットが大きく曲がるリスクは百も承知。最終18番も「できるだけグリーンの近くまで飛ばしてバーディを」と、力を込めた途端に左サイドへのミスが出た。
ガッカリの直後にバンザイすることになるからゴルフは分からない。1罰打の後、残り124ydからロフト52度のウェッジを握った3打目がカップに消えた。「(グリーンの)右の段を利用して寄せようと思って、イメージ通りの傾斜に飛んだので、寄るかな…と思ったんですけど、まさか入るとは」。5バーディ、1ボギー「68」で通算18アンダー19位。2021年にプロ初優勝を飾った大好きな大会での2勝目はお預けとなっても、締めくくりは痛快だった。
日本ツアーで屈指のパター巧者は、これまでティイングエリアで目立つ存在ではなかった。ドライビングディスタンス部門で最も良かったシーズンは1年目の2020-21年で、平均飛距離は287.72yd(全体37位)。今季は301.67yd(11位)で、昨季の284.78yd(65位)を大きく上回る。「目に見える成果として飛距離アップできている。それがスコアや順位につながるかどうかがまた難しい部分」と課題が次の段階に移ったところだ。
来週末に渡英し、マスターズ以来のメジャーを16日(木)開幕の「全英オープン」(イングランド・ロイヤルバークデールGC)で迎える。「リンクスコースでプレーしたことがないので、今までの経験で戦っていけるのかはすごく不安なところなんですけど、また新たな経験ができるのは本当に楽しみ」。世界最高峰の舞台で、まずは初の決勝ラウンド進出を目指す。(栃木県那須塩原市/桂川洋一)