「思い入れある」選手会主催大会で復活Vへ好発進 “張本人”池田勇太に懸かる期待
◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 初日(2日)◇西那須野CC(栃木)◇7036yd(パー72)◇雨(観衆510人)
ジャパンゴルフツアー選手会が主催する今大会は、池田勇太にとって"作る側"としても深く関わってきた特別な舞台だ。「この試合を作った張本人なんでね。思い入れはもちろんある」と当時を振り返った。
2021年スタートの大会は、新型コロナ禍で試合中止が相次ぐ中、選手たちの職場を自らの手で守ろうと立ち上げたものだ。その2020-21年シーズンに選手会副会長を務め、初代大会実行委員長として奔走したのが池田だった。
今年で6回目を迎えた大会は、第1回からサトウ食品が特別協賛としてサポートしている。池田は「サトウ(食品)さんにも、『やっぱり1回はプロに優勝してほしいんだよね』と…」と明かすなど、期待の大きさを感じている。
顎偏位症(がくへんいしょう)に苦しんだ数年間から復活を期すシーズン。さらに周囲の思いに応えるように雨が降り続くタフなコンディションにも動じなかった。午前スタートの出だし10番から残り120ydをピンそばにつけバーディ発進。「雨で飛距離は落ちましたけど、コースはよく知っているので何も不安はない」と、その後もスコアを伸ばし「67」をマーク。5アンダーの上位フィニッシュに納得の表情を浮かべた。
特に手応えを感じたのがパッティングだという。「だいぶ自分の感覚、感性を表現できるぐらいにはなってきている。普通にストロークするっていう、みんなが当たり前にやることが少しはできてきたかな」。短い距離であっても恐怖はあるというが、「外すことを恐れずにやり続けること」が大事だと地道に続けてきた。
昨年12月には敬愛する尾崎将司さんが亡くなった。開幕戦では「今年、優勝して宍喰に報告に行きます」と復活優勝を誓った。5月「関西オープン」では優勝争いを演じながらもあと一歩のところでチャンスを逃した。
「今の調子を少しずつ持ってすれば、多少は上位で争えるかなという気持ちはある。最終日までしっかり優勝争いに絡めるように頑張りたい」。思い入れのある大会で歓喜のフィニッシュを飾りたい。(栃木県那須塩原市/安平賢太郎)