スコッティキャメロンから日本限定モデル登場 ツアーで大人気の“GOLO+クランクネック”は完売必至!?
◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ◇宍戸ヒルズCC 西C(茨城)◇7431yd(パー70)、7464yd(パー71)
スコッティキャメロンが日本限定のパター「JAPAN LIMITED GOLO 6.2R」を7月16日から数量限定で販売する。そのツアープロモーションが6月「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で行われ、同ブランドR&Dシニアディレクターのオースティ・ローリンソン氏が登場。日本限定モデルを開発するに至った経緯などを仔細に話してくれた。
現行モデルにはない形状
スコッティキャメロンの市販モデルは、プロツアーからの影響が極めて大きいことはご存知の通り。今回のモデルには、日本で人気のあるツアートレンドを反映させ、かつ現行ラインアップにないものを作るというコンセプトがあった。
「『GOLO』は日本ツアーで高い人気を得ていますが現行モデルにはラインアップされていません。そのため日本限定モデルとして最適なチョイスでした。なかでも『6.2』は人気が高く、つい最近も日本ツアーで優勝しています」
その選手は4月「前澤杯 MAEZAWA CUP」でツアー3勝目を挙げた米澤蓮。彼が手にしているパターは、発売されるモデルとは細部が異なるようだが、全体的な形状はおおむね同じと言っていい。日本限定のGOLO 6.2について、ローリンソン氏はデザイン面から説明を始めた。
「PGAツアーでは、現在も旧型のGOLOを使い続けている選手が多くいます。その多くはディープフェース気味なので、このモデルでもフェースをやや高めに設計しました。また最近は、少しソフトな印象を持つマレットが人気を得ています。そこで、このモデルではトウとヒールのエッジを丸め、全体的にやさしいフォルムに仕上げています。現在のトレンドを取り入れたデザインですが、フランジのサイズや形状などは変えていません」
日本のプロが好むネック形状
次にネック。フェースの開閉度合いを決定し、アライメントにも影響する非常に重要なパーツである。今回のモデルにはスコッティキャメロンで「プラミングネック」と呼ばれるネックが採用されている。日本では「クランクネック」で通る、お馴染みの形状だ。
「これまでのプラミングネックとは少し異なり、『ファントム 9.2R』のネックデザインをベースにしています。ネックをややヒール寄りに配置することで、シャフト軸がブレードパターに近い位置になるよう設計しました。これにより、これまでブレードパターを使ってきた選手でも、ボール位置や目線、手元の位置をほぼ変えることなく移行できます。一方で、マレットならではの高いアライメント性能も得られます」
これまでGOLOのヘッドにはベントネックシャフトやセンターシャフトが組み合わされるケースが多かったことを質すと、日本ツアーでは“6.2+プラミングネック”の使用者が多く、2年前の限定モデルで初めてプラミングネックを採用したのだという。その後も使用者が多かったため、今回この組み合わせで市販されることになった。
インサート使用でソフトな打感に
最後にフェース。今回のモデルは削り出しではなくインサートが使われている。
「ステンレスボディにSSS(ソフトステンレススチール)のインサートを組み合わせています。インサート構造にすることで従来よりもソフトな打感を実現しながら、現在GOLOを使用している選手が好む打音に近いサウンドも維持しています。つまり、音は従来のGOLOらしさを残しつつ、打感だけを少しソフトにしたイメージです」
日本限定モデルということは、日本のプレーヤーに独特の感性や要求があり、欧米とはパターに求めるものが異なるのだろうか?
「以前であれば『違いがある』と答えていたと思います。しかし現在では、その違いはかなり小さい。私たちは数多くのデザインを展開していますが、日本で展開しているモデルと、アメリカやヨーロッパで展開しているモデルは非常によく似ています。それだけ世界中のプレーヤーが求める性能やニーズは共通化してきているということだと思います」
GOLOの基本形状はそのままに、日本ツアーの好みをまぶした日本限定のGOLO 6.2。中型マレット愛用者はもちろん、最近流行りの大型マレットに興味はあるものの、手になじんだブレードパターは手放せない…というプレーヤーも試す価値はありそうだ。税込価格は15万4000円。滅多に作られないキャメロンの日本限定モデルということを考えれば、高くはない…かもしれない。(茨城県笠間市/中島俊介)