「甘えが許されない」18番スポンサーテント移動 競技性アップ目指す
◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 事前(3日)◇宍戸ヒルズCC 西C(茨城)◇7431yd(パー70)、7464yd(パー71)
日本ゴルフツアー機構(JGTO)主催の国内メジャー第2戦はことし、18番グリーン周辺に設けるホスピタリティテントの位置を変更した。スポンサーおよび大会関係者を招く観覧席を移動させることで、選手のプレーエリアと一般ギャラリーの観戦スペースを広く確保。勝負の行方を占うシーンで影響を及ぼす可能性がある。
JGTO競技管理部の小山俊一ツアーディレクターによると、昨年大会までは同ホールでグリーンを左サイドに外した場合、動かせない障害物であるテントのそばで止まった球が、無罰で救済されるケースが度々あった。「グリーンの近くにドロップしてプレーすることが、最後の局面としてはあまりよろしくない」と競技性の向上を図るため、「特別協賛社の森ビル様、BMW様に無理を申し上げて位置を変えていただいた」という。
昨年優勝した蝉川泰果は新たな“レイアウト”で難度が上がると予想した。「(1打目が)右のラフに行くと、(2打目で)木越えになるシチュエーションが多い。木を越えて、ホスピタリティテントの近くまで飛ばすと、良いところにドロップゾーンがあった。今回はそこの甘えが許されない状況になった」と丁寧に解説。「奥に行き過ぎると100点のロブショットを打てないと寄せられない」。ティショットにかかるプレッシャーも増しそうだ。
その他の改修ホールは3番(パー3)。グリーン右側の傾斜が急になり、クリークに入るリスクが高まった。「ドライバーで打たない選手が増えて難度を上げた」という8番は昨年から34yd伸びて490ydとなった。蝉川は「フェアウェイをキープしても、(2打目で)あまり気にならなかった左サイドの木が気になるようになった」と反応。「耐えるホールが続く」という7番(パー3)以降のポイントとなりそうだ。
昨年の大会で広くしたセミラフをなくしフェアウェイを両サイドに広げたが、ショットミスが出れば100ミリ設定の深いラフに吸い込まれる。台風6号の影響で開幕前日のコースは大量の雨を吸い込んだものの、小山ディレクターはグリーンの速さと硬さについて、「すぐに取り戻せると思っている。12フィート、(山中式で)24kg/cm2くらいになる」と自信。なお、2番ホールは予選ラウンドでパー4(486yd)、決勝ラウンドはパー5(519yd)で行われる。(編集部/桂川洋一)