尾崎将司が77歳の近況報告 週1回の楽しみは
原英莉花への注文 ジャンボ尾崎「2ラウンド連続5アンダーを」
尾崎将司の門下生である西郷真央は今年、米女子ツアーに本格デビューした。2022年後半の大不振を経て、昨年末の最終予選会を2位通過。4日に千葉市内で「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクションsupported by ISPS HANDA」を開いたジャンボは「スポーツは浮き沈みが付き物。反省から良くなった」と復活に目を細めた。
佐久間朱莉は国内ツアーのメルセデスランキングで25位に入った。初優勝が待たれる存在。師匠は「中学校の時からうまかった。早く優勝してもらいたい。後半に体力が落ちて、うまくいかないのが懸念だ。だから今は体力アップ、バンバン素振りをさせている」と明かす。
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期待の裏返しで「俺は分からない、もう」と苦笑いする対象が原英莉花だ。「あれだけダメだったのが、いきなり(日本)女子オープンで優勝して、いきなりスコア誤記(米女子ツアー2次予選会)して…もう、やってることが分からない。あいつには付いていけない。ハッハッハ」と、愛弟子の激しいアップダウンはレジェンドにとっても謎めいている。
腰のヘルニア手術を経て、ナショナルタイトルを再び獲得した原のことを、尾崎はまだ厳しい目で見つめている。「俺は2年前にね、言ったの。『お前ね、5アンダーを2回連続で出したらスランプ脱出だと認めてやる』って。それが2年間、1回もできない」
2ラウンド続けて「67」以下のスコアという、高いレベルでの安定感を求めたい。「そういうことができないと、本当の意味の自信というのは湧いてこない。本人も意識しているが、できないうちは、やっぱりまだまだダメだね。まだまだ下手」。有り余る愛情あってこその厳しい言葉。「頑張ろうとしている姿は一番強い。本人はものすごく努力している。早く“スコーン”と抜けてもらいたい」とげきを飛ばした。(編集部・桂川洋一)