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尾崎将司が77歳の近況報告 週1回の楽しみは

2019年シーズンを最後に、戦列を離れている男子プロゴルファーの尾崎将司が4日、近況を明かした。

前日3日から2日間にわたって千葉市内で「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクションsupported by ISPS HANDA」を実施。プロゴルファーを目指す中学3年生から高校3年生の候補生男女19人に熱視線を送った。

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先月24日は77歳の誕生日。喜寿のお祝いには弟の尾崎健夫尾崎直道をはじめとした“ジャンボ軍団”のほか女子プロの原英莉花ら門下生が駆け付け、ジャンボは「気分は悪くない。(門下生は)かわいいね。もう孫みたいなのが、一生懸命頑張ってるんだから」と喜んだ。

こだわり続けたレギュラーツアーへの出場は19年11月「ダンロップフェニックス」が最後。同年は7試合に出場し5回が棄権だった。翌年コロナ禍が始まったことで、体を気遣い、表舞台に出ることはまれになった。

復帰への熱意について「ないない。ほとんどありません。この齢で何をしろって言うんだ」と話した。「コロナでこの4年間のギャップがちょっと大きかった。自分の人生の中でね」。自宅のある千葉県内から外に出る機会もまずない。「ここ1年で出たのはロイヤルホーム(ホームセンター)に資材を買いに行ったくらい」と笑う。

尾崎にとってゴルフは、競技に出てこそだ。「イヤだよな、健康のために…とか そういうのは。そういうのはなんか自分のあれ(性分)に当てはまらないんだ。やっぱりナチュラルにやれないと」。真剣勝負がままならない状態ではティオフする気になれない。

心が浮き立つ時間といえば「週1回、ふぐを食うこと」くらい。「他に楽しみがないんだ。せめて週1くらい、おいしいやつをちょっとね」と自虐的に語ったが、ホントは楽しみがない、とは言い難い。「できるだけ良い環境で、子どもたちに練習してもらいたい。それだけだ」。重い腰を上げて、ホームセンターに出向いて購入した資材は、門下生やジュニアのため、自前で練習器具を作るためだった。

「もう俺のことはいいんだよ。人生がほとんど終わってんだから。だから、終わる前に、なんか良いものを見てみたいってのはあるわな。うちの女の子が頑張ってるのを」。後人への教育は今も熱血そのもの。「もう“テレテレしてるやつ”はもう怒鳴り散らかすんだ。今の時期じゃない(時代に即さない)ような感じで。すぐ訴えられそうだ(笑)」。そんな“スパルタ指導”を受けたいと門をたたく若い選手たちは、いまも後を絶たない。(編集部・桂川洋一)

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