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英語で「優勝スピーチできるように」 稲見萌寧がファンに誓い

今季から米国女子ツアーを主戦場とする稲見萌寧が4日、「Alpen TOKYO」(東京都新宿区)で催されたニューバランスのイベントに登場した。定員40人の参加者を前に自身初めてのトークショーを行ったほか、ツーショット撮影会などに応じてファンとの交流を楽しんだ。

稲見は“デビュー戦”となった1月中旬の開幕戦「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」を19位で終えると、先週の「LPGAドライブオン選手権」ではルーキーイヤーで初のトップ10フィニッシュとなる8位と健闘。「すごく楽しかった」という充実のフロリダ2連戦を終え、1月30日(火)に帰国した。

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まだ2試合を終えたばかりとはいえ、年間ポイントランキング10位、ルーキー・オブ・ザ・イヤー争いではトップに立つ上々の滑り出し。「なるべく成績を出して、そこ(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)も最後まで狙える位置にいられるように頑張りたい」と話し、一度しかチャンスのないタイトルにも意欲を示した。

約2週間の滞在ですっかり「染まった」というアメリカの心地よさ。「通りすがりの人がみんな挨拶してくれるし、心の広さを感じた。私も“フレンドリー派”なので、とても楽しい街に感じました」と表情を緩ませる。

「全然ダメ」という英語については、レッスンに通う時間がないため「現地で覚えるのが一番早い」と体当たりで上達を図る考え。好んで見るという海外ドラマなども参考に、「発音を勉強して、優勝したら(英語で)スピーチできるようになりたい」と掲げる目標も力強い。

帰国当初は「ホッとする部分もあった」としながらも、上回ったのは「早くアメリカに戻りたい」という思いだった。次戦は2月29日にシンガポールで開幕する「HSBC女子世界選手権」に出場予定。翌週に中国で開催される「ブルーベイLPGA」とのアジア2連戦を経て、舞台は再び米国に戻る。

「シンガポールも楽しみ。これからもなるべく上位でプレーして、みなさんが放送で楽しめるように頑張りたい」。24歳の挑戦は、いっぱいの楽しみで詰まっている。(編集部・塚田達也)

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