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「入ったと思った…」 星野陸也はホスト優勝に“数ミリ”届かず

◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 最終日(1日)◇三好CC西コース (愛知)◇7300yd(パー71)◇曇り(観衆4327人)

最終18番、星野陸也の思いを乗せた2mのバーディパットはカップの右ふちに蹴られた。「入ったと思った、さすがに。今年イチくらい、蹴られましたね」。右サイドの池も気になるセカンドを9Iのフルショットでピンに絡め、入れば木下裕太に並ぶ勝負のパットもイメージ通りに打てた。「絶好の位置から、ほぼ入っていましたよね。ホント、数ミリの差だと思うんですけど…」と悔しがった。

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今季から欧州ツアーに軸足を移し、これが5カ月ぶりの国内参戦。フランスから連戦を組んだのも、所属契約を結ぶ大会主催の興和株式会社への恩返しのためだった。「帰ってきて、ホスト優勝すると思っていたので」

ただ一人、週末の36ホールでボギーをたたかなかったプレーは随所に海外での成長ぶりを感じさせるもの。1打差スタートから前半のうちに首位に並び、後半は自慢のショット力で木下裕を追い詰めた。セカンドをピタリと絡めた10番、2オンに成功した15番(パー5)、そして18番…。わずかにグリーン上で仕留めきれなかった。

「木下さんの17番のバーディが圧巻でした。最後も易しいロングパットじゃないと思うんですけど、そこから2パット(のパー)」。すがすがしく勝者をたたえ、次週には「スペインオープン」(12日~/クラブ・デ・カンポ・ヴィラ・デ・マドリード)出場のため日本から飛び立つ。年間ポイントレース上位50人による最終戦「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」までの生き残りを目指す、タフな戦いが待っている。(愛知県みよし市/亀山泰宏)

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