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北海道から緊急帰国 ソン・ヨンハンがドタバタ乗り越え単独首位

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2日目(22日)◇小野東洋GC(兵庫)◇7113yd(パー72)◇曇り(観衆817人)

今季1勝のソン・ヨンハン(韓国)が後続に2打差をつけ、通算14アンダーの単独首位で週末に入る。2021年に兵役から復帰し、今年8月「Sansan KBCオーガスタ」で7年ぶりに優勝。前週「ANAオープン」は2位で終えた。好調のまま北海道から当地に移動してきたのかと思えば、どうやらドタバタだったという。

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「実は先週、ちょっと体調が良くなくて日曜日(17日)に韓国に一回帰ったんです…」。下腹部辺りに痛みを感じて病院直行。MRI検査を行ったが、風邪などではなく『問題なし』と診断された。「もし体調が治らなさそうだったら、今週は来られない可能性はあった」という。前週は初日が大雨でサスペンデッドになり、2日目に32ホールをプレーした。「無理したのかなって。そこから痛くなってきて、歩くのも大変だった」。緊急帰国を経て、今週は開幕前日20日に会場入りした。

首位スタートのこの日は早々にイーグルを奪取した。パー5の2番で22ydのアプローチショットがカップイン。「難しくない上りのラインで、入ってうれしかったです」とニッコリ。5番のパー5でもスコアを伸ばし、10番からは3連続バーディを奪った。唯一悔やまれるのは17番のパー3。「それまで横から吹いていた風が、17番ではアゲンストが強くて。風を間違えました。いい勉強」とグリーン手前の池に落としてダブルボギーを喫した。それでも「67」での首位キープは悪くない。

伸ばし合いで迎える決勝ラウンド。「スコアのことはあまり考えないけど、とりあえずいま14アンダーまできたのでそれ以上のロースコアになるように頑張ります」。痛みがなくなった体で今季2勝目を獲りに行く。(兵庫県小野市/石井操)

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