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前年覇者の蝉川泰果が予選落ちへ 「まったく何もできなかった」

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2日目(22日)◇小野東洋GC(兵庫)◇7113yd(パー72)◇曇り

昨年アマチュア優勝を飾った大会で予選落ちが濃厚になった。蝉川泰果は「まったく何もできなかった」と肩を落とした。

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初日は昨年と同じ1アンダーで、カットラインが気になる54位からスタートした。「伸ばしていかないといけない」という心境だった。だが、3番でボギーが先行、バーディがないまま12番でもボギー。14、15番で連続バーディを奪ったものの、最終18番パー4はティショットを左に曲げ、グリーン奥カラーから実質3パットのボギーで終わった。

昨年は3日目「61」を出すなど4日間で1度もオーバーパーがなかったコースで、「73」と巻き返せなかった。「最後の3ホールは難しいので、その前にもう1個バーディを取りたかったし、ボギーを打ったのがもったいなかった」。初日のフェアウェイキープ率57.143%、パーオン率55.556%だったショットが「昨日よりも悪かった。見えない緊張はあったのかな」とこぼす。

昨秋のプロ転向後、国内ツアーの予選落ちは「日本シリーズ」を除く20戦目で、8月「Sansan KBCオーガスタ」以来2度目。地元兵庫で、思い出の大会で屈辱を味わった。「今週替えたアイアンが前のと比べて少し長いので、カットしたりして調整して。また来週に臨めれば」と気を取り直すようにして、悔しさを飲み込んだ。(兵庫県小野市/石井操)

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