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お気に入りは中島啓太 ソン・ヨンハンは日本選手のスイングリズムが好き

◇日韓亜男子共催◇シンハンドンヘオープン 6日(事前)◇クラブ72CC・オーシャンコース(韓国)◇7204yd(パー72)

ソン・ヨンハン(韓国)は開幕前日、トッド・ペクのほかに、石川遼永野竜太郎と練習ラウンドを回っていた。日本語、英語、韓国語を交え、時折冗談を言い合って和気あいあいのラウンド。「日本の選手が韓国で開催する試合に来てくれるのはうれしい」とソンは目を輝かせる。

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前日5日には同世代の石川と食事をともにするなど、日本の選手との仲の良さもうかがえる。「(石川)遼や(中島)啓太も日本のトップ選手が僕のホームグランドの試合に来てくれて、ほんとありがたいですね。日本の選手たちはみんなマナーがよくて、韓国の選手たちも、見に来るファンの方も日本のプロのゴルフを見て勉強することは多いと思います」

2013年に来日し、すっかり日本ツアーになじんでいる。日本選手のスイングを見て参考にするポイントも多いという。そのひとつが「リズム」だ。「スイングリズムがいつも同じ選手が多いですよね。韓国の選手はスイングがきれいだけど、やっぱり日本選手とは雰囲気が違う」。特に気に入っているのが中島啓太のリズムで、「早くなったり、遅くなったりというの全くない」という。「稲森(佑貴)のリズムも好きですね。いつも同じ」

もうひとつ、日本選手の技術に舌を巻くのがアプローチだ。「ショートゲームもみんなうまい。一緒に回るといつも勉強になります」。この日の練習ラウンド中もバンカーの打ち方を聞かれた永野がソンにフェースの開き方を丁寧にレクチャーするシーンがあった。試合が始まればライバルとはいえ、ソンの人懐っこさについ教えたくなるのだろう。

今大会の冠であるシンハンフィナンシャルグループの所属選手。プロになってからずっとお世話になってきた。8月「Sansan KBCオーガスタ」で7年ぶりに優勝したばかりで、まさに好調な状態でホスト大会を迎える。「スポンサーの試合はちょっと特別な試合。もちろんうまくいくといいですけど、 そう思うとプレッシャーがかかるじゃないですか。だから、とりあえず自分ができることを頑張るしかないかなと思います」と、あくまで謙虚。これまでの同大会最高位である3位以上を目指し、“微笑みの貴公子”が母国ファンの前で戦う。(韓国・仁川/服部謙二郎)

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2023年 シンハン ドンヘ オープン



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