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1Wを一度も握らず 2位の米澤蓮は“迷い”を消して予選ノーボギー

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2日目(22日)◇小野東洋GC(兵庫)◇7113yd(パー72)◇曇り(観衆817人)

開幕前から1Wショットにネガティブな感触が残っていたという米澤蓮が、ティショットは全て“代役”を立てて予選2日間を乗り切った。「3Wでもティアップして当たれば300yd近くはいく。迷いながら打てば曲がるし、もう握らないと決めればプランも立てやすい」。番手選びで生まれる迷いをなによりも避け、首位に2打差の通算12アンダー2位の好位置で週末へ向かう。

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6アンダー6位から出たこの日、前半から勢いに乗った。12番(パー3)でタップインのバーディを奪うと、ティショットを3W で打った13番(412yd)では残り140ydからの2打目をPWでピン右横2mにつけてバーディ。さらに14番は145ydから8Iでピンそば30cmに絡め、冴えるショットで3連続にした。

15番(パー5)では2打目を右に曲げてバンカーに入れ、5mのパーパットを残すピンチを迎えたが、これを沈めてパーセーブ。「そこから流れにのれたかな」と6バーディ、ボギーなしの「66」につなげた。

試合で1Wを一度も握らないのは「初めてかもしれない」という。「どっちにしようかなと思って打つのが“最悪”。中途半端になりたくない」。この2日間、一度もボギーを打っていないことにはパットの好調もある。首位発進して7位で終えた6月「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」をはじめ、試合を重ねるごとに「自信がついてきたのかな」というグリーン上の好調さもアピールした。

アマチュア時代はナショナルチームに属し、金谷拓実中島啓太とともに世界を転戦した。プロ入り後も活躍する同世代に「負けていられない」という気持ちは、もちろん胸の内に秘めている。「優勝できるかどうかは自分には分からないけど、いいプレーをすることだけにしっかり(集中)して。あした以降も頑張れればいい」と話し、ツアー初優勝のかかる決勝ラウンドに目を向けた。(兵庫県小野市/石井操)

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