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「不気味なんです」 2位ターン中島啓太が感じる金谷先輩の強さ

◇国内男子◇ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 2日目(9日)◇麻生飯塚GC (福岡)◇6809yd(パー72)◇晴れ(観衆1198人)

「全く違うコースと思ってプレーしました」。大雨だった前日の午後組で我慢の5アンダーだった中島啓太は、晴天微風の午前組で思う存分スコアを伸ばした。

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2つスコアを伸ばして迎えた前半17番パー5から加速した。グリーン奥からのアプローチ。「第3打地点に行ってすぐ、落とし所も、どのクラブを使うかもイメージが湧きました」。7ydキャリーさせ、15yd転がしたチップイン・イーグル。18番からは、1、3番の2つのパー5はともにイーグル逃しの2パットと4連続バーディ。5ホールで6つもスコアを伸ばした。この日のベストスコアタイ「64」で通算13アンダー。ホールアウト時点では午後組の金谷拓実を追い越し、首位に躍り出ていた。

2週連続2位で迎えた今大会は“3週目の正直”を狙う。ジュニア時代からしのぎを削り、ずっと背中を追いかけた金谷先輩に勝ちたい。先週の国内メジャー「日本ツアー選手権」は優勝した金谷に2打及ばなかった。「金谷さんは本当に魂がこもってるって言うか…」。金谷の強さを聞かれて「不気味なんです」と表現した。「先週なんて、いつもガッツポーズとかするタイプなのに、いいパットを入れても全然しなくて。とにかく今、相手にしたら一番手強い選手です」

2週前の「ミズノオープン」からパターを替えた。同じテーラーメイドの「トラス」シリーズのブレード型から、プロトタイプのブレード型へ。フェース面はインサートされたものから削り出しになり「打感が自分で感じられる。いい距離感が出せるようになりました」という。

残り2日で首位の金谷とは4打差。「最終日最終組に入ることが、まず目標。周囲のスコアを把握しながらプレーしたい」。優勝すれば、プロ初となる。その時、同組で競り勝った相手が金谷なら、願ってもないフィナーレだ。(福岡県桂川町/加藤裕一)

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