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今季3度目のトップ5発進 金谷拓実の和合攻略は「受け入れて、できることを」

◇国内男子◇中日クラウンズ 初日(27日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557yd(パー70)

金谷拓実が5バーディ、1ボギーの「66」で回り、首位と1打差の4アンダー3位につける好スタートを切った。優勝した2月のアジアンツアー「インターナショナルシリーズ オマーン」(5位)、国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」(1位)に続く今季出場7試合で3度目のトップ5発進と好調ぶりをうかがわせる。

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特に前半は悩ましい風が吹き、コースの難度を引き上げた初日。序盤を1アンダーで乗り切り、中盤に加速した。9番で6mを沈めると、10番はウェッジショットを3mに絡めてチャンスを逃さず、奥のピンに対して10mほどの距離を残した11番もロングパットを流し込んで3連続バーディを決めた。

「しっかりボールをコントロールしながら、いいプレーができた」とうなずく内容でも、当然ピンチはあった。16番、130ydほどのセカンドが感触とは裏腹にバンカーにこぼれた。「ちょっとした風の読み違い。でも、悪くないショットだった」。ニアサイドのピンまでは下りの速いラインを残す状況でも心を落ち着けた。

「和合は風が回ったり、トリッキーで難しいコース。自分が思った通り打てたショットだけど、そういうこともある。このコースではしょうがないことと受け入れて、できることをやり続けることが大事」。4mほどオーバーしてもパーパットをねじ込み、歓声にゆっくりと右手を挙げて応えた。

日常生活から安定させることを心掛けているという心拍数は、「バーディを獲った後でも、ボギーを打った後でも、(プレー進行が詰まって)ちょっと待たされる時間も多かったですけど、きょうはいいプレーができた」と一定のペースを保てていた様子。「我慢強く、残り3日間プレーしたい」。言葉のテンポは変えずに誓った。(愛知県東郷町/亀山泰宏)

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