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やめた“ないものねだり” 金谷拓実は夢の舞台へ一歩一歩

◇国内男子◇中日クラウンズ 事前(26日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557yd(パー70)

サウジアラビア、オマーン、タイ、日本での2試合の間にベトナムも挟んだ。年明けから精力的にアジアを転戦する金谷拓実は「去年に比べても、自信をもってショットを打てている」とうなずく。始まったばかりとはいえ、日本2試合のフェアウェイキープ率75.893%(ツアー3位)は、昨季64.803%から大きく改善している部分。本人が繰り返す「自信」を裏付ける。

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2月に飾ったオマーンでの優勝は、アジアンツアーの高額賞金シリーズ「インターナショナルシリーズ」の一角を制したものだった。同シリーズは新興リーグ「LIVゴルフ」へとつながっていく舞台であり、アジアで重ねる好成績が目指す欧州やPGAツアーの出場機会に直結しないもどかしさはあるものの、ホアキン・ニーマン(チリ)やセルヒオ・ガルシア(スペイン)といった実力者もいるフィールドで勝ち切った意味は大きい。可能性を広げるため、いまも世界ランキングポイントを獲得するチャンスを貪欲にうかがっている。

前年のスポット参戦は欧米ツアーがメーンだった。「そこで感じる部分があって、“ないものねだり”じゃないけど、自分を見失う時間も多かった。(早々に)できなくて当たり前なことを、すぐに上を見すぎてしまったのもある」。掲げた目標と現実の乖離(かいり)に思い悩んでいたのは、ほんの1年ほど前のことだ。「少ないチャンスをつかまないといけないというのもあったし、少し焦っていた部分もあると思う。一歩一歩を踏みしめながら、少しずつ成長してステップアップできたら」。挫折に近い苦しみを経験し、新たに見据える道は堅実でいて、若者らしい野心を失っていない。

2年ぶりとなる和合は「名古屋のゴルフファンの方の熱も高いですし、好きな大会のひとつ」とモチベーションがいっそう高まる場所。「歴代の優勝者の方もたくさん勝っている方ばかり。そこに自分の名前も刻めたら」。ともに大会3連覇を誇る“AO”のほかにも、グレッグ・ノーマン(オーストラリア)やセベ・バレステロス(スペイン)、デービス・ラブIIIダレン・クラーク(北アイルランド)、ジャスティン・ローズ(イングランド)と数々の名選手が獲得してきた歴史あるタイトルに挑む。(愛知県東郷町/亀山泰宏)

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