日欧共催大会が1年越しに実現 比嘉一貴、蝉川泰果、石川遼ら出場
2023年 ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!
期間:04/20〜04/23 場所:PGM石岡GC(茨城)
比嘉一貴は日本から再出発 欧州2年シードへ「一番優勝できるチャンス」
◇国内&欧州男子ツアー共催◇ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 事前情報(18日)◇PGM石岡GC(茨城)◇7039yd(パー70)
無念の予選落ちだった「マスターズ」を終えても、比嘉一貴の世界をまたにかけた戦いは続く。2023年のスタートから主戦場は欧州ツアー(DPワールドツアー)。20日(木)開幕の日欧共催大会の後は韓国、イタリア、ベルギーに飛ぶ。次のメジャー、5月の「全米プロ」(ニューヨーク州オークヒルCC)までのスケジュールはすでにいっぱいだ。
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昨年の賞金王にとって今季初の国内ツアーは、優勝者に欧州ツアーの2年シードも付与されるとあって気合が大いに入る。「すごく楽しみにしていた試合。ことし(欧州ツアーを)回っていく中で、知っているコースはこの1つしかない。慣れた環境で、一番優勝できるチャンスがある」とタイトル獲得への意欲は十分だ。前年度の日本の賞金ランク上位の資格から出場カテゴリーを上げ、ツアーに定着する絶好の機会に他ならない。
1月のPGAツアー「ソニーオープンinハワイ」でスタートした今季はこれが8試合目。欧州、アジアンツアーも巡り、「グリーン周りやウェッジゲームでは負けていないなと感じたのが大きな収穫だと思います」と序盤戦を振り返る。
課題は「何より、自分自身の“スピード”」だという。「飛距離、アイアンショット、それに直結する(身体的な)スピードが必要だと思う場面が多々ある。どうやって上げていこうという(解決策が見つかった)ところまでは行けていない。長い悩みになるのかなと思います」。連戦で取り組むべきタスクも多い。
「雰囲気にのまれてしまった」というマスターズはいま思い返しても悔しい。「なかなか思うようなパフォーマンスができなかった。でも、逆に自信になった部分もある。またオーガスタに戻ってリベンジしたい」。リスタートは日本から。視線は海の向こうに置いたままだ。(茨城県小美玉市/桂川洋一)