藤田寛之 プロフィール&戦績
藤田寛之がアベマに出るの?「当然でしょう」 53歳の抱負は海外メジャーと下部ツアー
練習の虫と言われた藤田寛之も、最近は耳元で悪魔がささやくようになってきた。“サボっちゃいなよ、やめちゃえよ”。「もう疲れちゃって、のんびりしたい。だんだん悪魔のお仲間になってきた」と練習時間は少し減ったが、ゴルフへの欲はまだまだ尽きない。
11月「カシオワールドオープン」でシーズン最終戦を終えると、来季の出場権獲得を目指して26年ぶりのファイナルQTに挑戦。そのままシニア代表として「Hitachi 3Tours Championship」に出場した後、イベントでコースを回る年末を過ごしている。14日には契約するヤマハのファンイベントに参加。「30年お世話になっているヤマハさんと、そのユーザーと回れるのはうれしい」とプレーを楽しんだ。
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今季はシニアで初優勝を含む2勝を挙げたが、レギュラーツアーではシード復帰を果たせずQTは57位で終えた。来季出場が確実なのは、シニアと男子下部のABEMAツアー。「“元賞金王が下部ツアーに?”って思われるかもしれませんが、当然でしょう。いち選手がシード落ちしたけどABEMAには出られる。なにも不思議なことじゃない」とレギュラーの推薦8試合を入れて、来季は3つのツアーを回る予定だ。
「主軸はシニアになるけど、それだとあまりにも普通。ただ練習するよりもツアーに行って得るものがある。試合が俺たちの職場なんだから」と試合勘を磨きながら、来季はシニアでの海外メジャー出場を一番の目標に据えている。
以前のように朝から晩まで球を打ち込むのは、正直しんどい。「もうね、バチバチに頑張るっていうのはつらい。でも試合に出ることで落ちぶれない」。だんだんと大きくなってきた悪魔のささやきを振り払いながら、来年も忙しい日々が続きそうだ。(編集部・谷口愛純)
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