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片山晋呉は平均の4倍“長生き” 秘訣はサーフィンとスキー

◇国内男子◇カシオワールドオープン 3日目(26日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7335yd(パー72)

1973年のツアー制度施行以来、賞金シードの連続獲得年数は平均すると6.14年になる。これまで賞金シードを獲得してきた422人中、131人が初シードを獲った翌年には圏外にはじき出された。

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永久シードを持つ片山晋呉は、1997年に初シードを獲って以来維持し続けてきた。来年1月には50歳を迎え、春先にはシニアツアーデビューを予定している。賞金ランクは現在40位。これで連続記録は歴代2番目の25シーズンに更新される。“長生き”の秘訣を聞くと、「ないものが多いと、人は知恵と工夫がつく。これ、ベリー・インポータント」と返って来た。

今夏は3カ月、サーフィンにのめりこんだ。「なぜうまく乗れないんだ」と試行錯誤しながら夢中になったが、冬はこれがスキーになる。「ゴルフだけで物事を見ないこと。練習やトレーニングをするのは普通。視野を広げることを、いかにするかだと思うんだよね」。一度ゴルフから離れると、狭まっていた思考に気づく。そこからゴルフに向き合うと今までと違った発見があったりする。サーフィンもスキーもその一例で、トライ・アンド・エラーはずっと続けてきた。

やってみることの9割は失敗に終わるが、「1割を探すのが楽しいよね」と探求することをやめられない。2年前には肉体改造を行って、一時は11キロ増量して飛距離も伸びた。夏場は減っていた体重もキープしたまま戦えたが、「去年やって、ケガをするから自分に合っていないと分かった」と“エラー”もまたひとつ知恵になった。

「ボクは飛距離も力も、背も体力も才能もない。でもね、知恵と工夫はあるんです」。同じことを続けていても生き残れない。「昔は10年シードを獲ったら本物だと言われていた」。気づけばもう、ひとの4倍になっていた。(高知県芸西村/谷口愛純)

<賞金シード権獲得 連続記録>
32シーズン/尾崎将司(1973~2004年)
24シーズン/片山晋呉(1997~2020-21年・継続中)
23シーズン/藤田寛之(1997~2019年)
22シーズン/杉原輝雄(1973~94年)、手嶋多一(1996~2017年)、谷口徹(1997~2018年)
21シーズン/中村通(1973~93年)
20シーズン/湯原信光(1981~2000年)

谷口愛純(たにぐちあずみ) プロフィール

1992年生まれ。社会部記者、雑誌の営業その他諸々を経てGDOに入社。ゴルフは下手すぎて2017年に諦める。趣味は御朱印集めと髪色を変えること、頭皮を想って最近は控えてます。

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