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男子ツアーで3年ぶり2万人超え プロスポーツ「入場無料」はありか?

2022/11/14 07:44

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(13日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

「入場無料」の効果は絶大だった。男子レギュラーツアーでは近年、同じく来場者をフリーで受け入れた大会があったが、1973年の初回大会から50年以上の歴史を誇り、77年から同一コースで開催してきた伝統のトーナメントでの実施は異例。50回目の記念大会での施策は、ここ数年では際立つ来場者数をたたき出した。

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各日のギャラリー数は予選ラウンドが初日4170人、2日目に5131人。決勝ラウンドに入り3日目の1万67人はコロナ禍以降で最高、最終日は午後からの雨にもかかわらず7334人が白熱の優勝争いを見守った。

4日間合計2万6702人は、前年の8998人の約2.96倍。今季ここまでトップだった8月「Sansan KBCオーガスタ」の1万3187人の約2倍に上った。日米ツアー共催競技「ZOZOチャンピオンシップ」を除けば、2019年以降では同年5月の「中日クラウンズ」に次ぐ2番目に多い数字。今季の男女ツアーを通じては「日本女子オープン」の2万7271人に続いた。

大会運営をリードした三井住友カードの佐々木丈也常務執行役員は今回の試みについて「事務局でも議論を重ねてきました。50回にわたって大会を主催させていただいた節目で、社会的にどう貢献できるか。地元の御殿場市の皆さん、選手、男子ゴルフ界に恩返しをしたかった」と意図を説明。準備に奔走してきた。

前年実績で、大会の前売り券は平日で各日4000円、週末それぞれ6000円(いずれも税込)。例年チケット収入で得られる推定数千万円は同社の“持ち出し”で、選手に渡る2億円(優勝4000万円)の賞金総額を下げずにギャラリーを受け入れた。

日本屈指のトーナメントコースである太平洋クラブ御殿場コースは主要鉄道駅から遠く、アクセス面で恵まれた会場とは言い難い。駐車場の確保が命題となり、タイガー・ウッズが当地で出場した2001年「ワールドカップ」時の実績を参考に、同じ敷地を借りて5500台分を用意。さらに大会スタート後にも週末に備えて急きょ、1000台分のエリア確保を御殿場市に依頼し、追加した。

場内では新たなイベントとして、飲食スペースで「御殿場ラーメンフェスタ」なる企画を立ち上げた。三井住友カードが例年、東京・駒沢公園で実施し、延べ70万人を飲み込むラーメンフェスタをゴルフ場に移植し、全国から6店舗を招いた。「ラーメンは日本人にとって人気のコンテンツ。集客(材料)のひとつになり得る」とランチタイムをにぎわせた。

そうは言っても、一番のコンテンツはプロゴルフである。「普段、ゴルフ観戦に来ない方にとっては、プレーを生で見たり、(インパクトの)音を聞いたりすれば『男子の選手はすごいな』と感じていただけると思う」と佐々木常務は言う。

プロスポーツは選手がそのプレーを見せることで収入を得る興行であり、「入場無料」はその概念を覆すという見方もできる。「そういうお声があるのも認識しています。プロスポーツ自体がお金を取るものである、という声も否定しません」

しかし節目の今年については「大会を長く続けてきた主催者の思いとして、たくさんの人に来てもらいたかった。男子ツアーが盛り上がる、プラスに働く“きっかけ”になれば」という思いが実施を後押し。近年まれに見る大盛況の成果は今後、目に見える形で表れるだろうか。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

初日2日目3日目最終日合計優勝者
20224170513110067733426702石川遼
202116352004248728728998谷原秀人
2020無観客香妻陣一朗
2019180425675734599916104金谷拓実(アマ)
2018350925106577868921285額賀辰徳
2017205526043702552613887小平智
2016290118836107711718008松山英樹
2015247131252916中止8512片山晋呉
2014337439916385763421384デビッド・オー
2013271915446080700117344谷原秀人
2012185523875282445513979石川遼
20113575160696371233027148松山英樹(アマ)
201039724734104191232631451石川遼
20093705350247441835630307今野康晴
20083340446210842932327967片山晋呉
2007307135984744947420887B.ジョーンズ
20061957235335181100518833中嶋常幸
2005189616105392874517643D.クラーク
200411859076719637315184D.クラーク
2003116422996352726217077室田淳
2002160918736674897319129中嶋常幸
2001116514944681978117121伊澤利光
2000174317907323884019696伊澤利光
19992465153785571249825057宮瀬博文
19981750223783131125323553L.ウェストウッド
19971715196768231195522460L.ウェストウッド
199619101612中止1287016392L.ウェストウッド
19951951237189191211425355東聡
19941793230587881238325269尾崎将司
19931517185269511292923249G.ノーマン
19921795193995371451227783尾崎将司
19911837188087041461227033R.マッカイ

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2022年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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