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今大会唯一のアマ 中島啓太は「いい締めくくりができた」

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日(5日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

大会史上3人目のアマチュア出場者となった中島啓太(日体大3年)は4バーディ、3ボギーの「69」で回り、通算1アンダー15位で2021年の最終戦を締めくくった。

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前半2番(パー3)でボギーを先行させるなど2つ落として迎えた後半は「10番でいいパーセーブができた」と流れをつかみ、ボギーなしのバーディを3つ。「いい締めくくりができたと思います。4日間アンダーパーで回ることができてよかった」と18位から順位を上げて終えた。

9月「パナソニックオープン」で史上5人目のアマチュア優勝を果たした。11月には大本命として乗り込んだドバイでの「アジアパシフィックアマチュア選手権」を制して来年の「マスターズ」出場権を獲得した。「(国内初戦の)東建(ホームメイトカップ)で金谷(拓実)さんに負けたり、全米アマとかで悔しい思いがあって、その次に結果を残すという繰り返しで、内容が濃い一年だった」と振り返る。

「アジアアマ」を終えて帰国後の自主隔離中に胃腸炎になって体重を落としてしまったこともあり、前週の「カシオワールド」、今大会と「どうしたら(ゴルフが)うまくいくんだろう」と考えていた2週間だったという。

年内の試合はすべて終了し、2022年は学生最後の年。プロ転向に向けて「準備」段階に入るが、まずは「(ナショナルチームのヘッドコーチ)ガレス・ジョーンズさんとコミュニケーションを取りながら、パッティングやメンタル面でちょっとした判断ミスとか細かいところをオーガスタ(マスターズ)までに時間を取って修正していきたい」と話した。

オフシーズンは年始から宮崎で合宿を行う予定とし、「マスターズ」をはじめ、6月「全米オープン」(マサチューセッツ州/ザ・カントリークラブ)、7月「全英オープン」(スコットランド/セントアンドリュース・オールドコース)とメジャー大会に照準を合わせて調整していく方針だ。(東京都稲城市/石井操)

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