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「同い年に目立つふたりが…」30歳・小袋秀人のレギュラーへの道のり

◇国内男子◇ダンロップフェニックス 3日目(20日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)

日大在学中の2011年に「日本学生」、12年には「日本アマチュア選手権」で優勝。当時の活躍ぶりは「自分では驚きがあって。『まだまだだな』という気持ちのほうが強かった」と小袋秀人(こぶくろ・ひでと)は振り返る。デビューイヤーとなった2013年からレギュラーツアーでの賞金シード獲得経験はなく、長く苦労してきた。

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確かな光は昨年に差し込んだ。約1年前の下部AbemaTVツアー「ディライトワークスチャレンジ」で悲願の初勝利。この秋、2年にまたがるロングシーズンとなった今季を賞金ランキング9位で終え、来季のレギュラーツアーの限定的な出場権を手にした。

プロ転向してから9年。30歳になって「時間がかかったと言えばかかったと思うし、かからなかったと言えばかからなかった」と思う。苦笑いして「同い年にとても目立つ“ふたり”がいるので…」。言わんとするのは石川遼松山英樹のことだ。周囲からは事あるごとに比べられた時期もあった。

今年は木下稜介も賞金王争いを演じている。焦りがわいても仕方がないが、「僕はしっかり踏み台を踏まないと結果に繋がらない。下積みが長いほうがシード選手になった時に楽になるかなと。良いほうに捉えています」と謙虚に言った。

直前に推薦出場が決まった今大会、10位で予選を通過し、ムービングデーの朝は久々にナーバスになった。「レギュラーツアーは久々。たくさんの方が観に来られて高揚感もあり、ワクワクと一緒に緊張感も出た」。2番でボギー先行の鈍いスタートから「集中して、自分のやるべきことをしっかりやろう」と奮起。すると、7番(パー5)で残り200ydからの第2打をピンそば40cmにつけるイーグルが来た。起死回生の一打から「66」をマークし、3日目を終えて通算11アンダーは1打差の2位。追うべき首位は木下だ。

「きょうみたいなゴルフができれば可能性はある」と初優勝をもちろん意識する。“下積み”期間を一緒に過ごしてきた人たちもいる。プロ入り後ずっと地元神奈川の戸塚CCに所属プロとしてお世話になってきた。「メンバー、従業員の方も応援してくれている。良い報告ができるように頑張りたい」。真っすぐ前を向いた。(宮崎県宮崎市/桂川洋一)

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