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「やっちゃいけんミス」 渋野日向子はクラブ選択を悔やむ

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 3日目(20日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6545yd(パー71)

賞金女王へひた走る稲見萌寧、未勝利ながら賞金ランク4位につける西郷真央とのペアリングは大勢のギャラリーを引き連れた。渋野日向子は出だし1番で残り118ydから9Iで2mに絡めるバーディ発進。幸先の良いスタートから前半で2つ伸ばしたが、後半12番(パー3)で「やっちゃいけんミス」が出た。

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滞空時間が長くなる打ち下ろしは風の影響も大きくなる。ピンまで144ydの計算で7Iを握った後、少し悩む様子を見せた。「フォローっぽい旗の揺れ方はしていたけど、自分で感じるのはすごくアゲンストかな、と」。しっかり当たれば届く距離、と言い聞かせてイメージ通りのショットを放ったが、グリーン左手前を捉えたかに見えたボールは傾斜で手前にこぼれた。

アプローチを寄せきれずボギー。「あそこはギリギリのクラブで攻めるより、1個(番手を)上げてピンより奥でもOKと考えて打つべきだった。あそこでイチかバチかのクラブ選択をしてしまうところが良くないところ」とジャッジを悔やんだ。

13番でバウンスバックを決めたが、15番で残り133ydから8Iを持った打ち上げのセカンドが再び傾斜で落ち、左手前バンカーのフチギリギリのところで止まった。強く入った寄せが3mオーバーしてボギー。「サイドのズレは減ってきているけど、12番、15番と縦距離でクラブの(選択)ミス。やっちゃいけんミスをしている。ほかの良かったものよりも悔しさが勝ってしまうので、(ショットの感触に)あんまりいいイメージがない」

4バーディ、3ボギーの「70」で通算6アンダー19位と前日の17位からわずかに後退。「この3日間はホントに情けないゴルフ。あしたこそは良いゴルフができるように」。米女子ツアー予選会(Qシリーズ)を控え、今季日本では最後となる18ホールに思いをぶつける。(愛媛県松山市/亀山泰宏)

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