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「緊張」の土曜日を経て 石坂友宏は4度目の最終日最終組

◇国内男子◇マイナビABCチャンピオンシップ 3日目(6日)◇ABC GC(兵庫)◇7217yd(パー72)

ドキドキが始まったのは前日2日目の夜。翌ムービングデーの組み合わせを見て、石坂友宏は「緊張してきた」という。同組に入ったのはツアー通算31勝の片山晋呉と同14勝の谷原秀人。それぞれとのプレー経験はあったが、名手2人に挟まれたのは初めてだった。

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ナーバスになりそうな状況で放った出だし1番の1Wショットはフェアウェイをキープ。残り122ydをロフト51度のウェッジで打ち、ピンそば1m強につけてバーディ発進を決めた。大先輩たちをけん引する格好で終盤へ。13番から4連続バーディを決めて「66」をマークし「攻めの姿勢が最終ホールまであった」と納得した。

7位から、堀川未来夢と並ぶ通算13アンダーの首位に浮上。最終日はキャリアで4度目の最終組に入る。過去3回は昨年11月「ダンロップフェニックス」がプレーオフ負けの2位。今年の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」が3位、「Sansan KBCオーガスタ」が7位と惜敗が続いている。

「正直に言って、優勝できる技術はあると自信は持っています。毎週、毎週、全選手が思っていること」。わずかな期間で経験を積んできた自負もある。緊張感いっぱいでプレーした3日目の手応えも、その一つのはずだ。(兵庫県加東市/桂川洋一)

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