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カットラインはイーブンパー 「日本オープン」50年ぶりの記録に迫る

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 2日目(15日)◇琵琶湖CC(滋賀)◇6986yd(パー71)

上位60位タイまでが決勝ラウンドに進出できる大会2日目。予選通過を決めるカットラインはイーブンパー「142」となり、パー71設定では大会史上最少ストローク。全86回の大会を通じても、パー74設定で1アンダーだった1971年(愛知)大会に次ぐ、ロースコアカットとなった。

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カットライン上で予選通過となったのは、世界アマチュアランク1位の中島啓太(日体大3年)や時松隆光桂川有人今野大喜ら。最終組の1組前で回った宮里優作が17番をボギーとしてイーブンパーに後退し、カットラインも「-1」から「0」へ。宮里自身もギリギリで予選通過を決めた。

ホールアウト時点では予選通過が不透明だった中島は、「練習では良いパットが打てるのに、試合だとラインも読めないし、狙ったところにも打てなくなる」と課題とするグリーン上の悩みが尽きない。「(あと2日プレーできれば)すごく大きい」との願いも通じたのか、紙一重で週末の切符を手に入れた。

なお、この日特筆すべきは6番(パー4)。手前18yd、右4ydに切られたピンは、クアドラプルボギー3人、トリブルボギー6人、ダブルボギー9人を生み出し、平均スコアは+0.492を記録している。(滋賀県栗東市/今岡涼太)

◆「日本オープン」最少予選カットストローク
パー70 +3/2017年(岐阜関・東)
パー71 +2/2018年(横浜)
パー72 0/2021年(琵琶湖)※+1 1973年(茨木・西)
パー73 +2/1974年(セントラル・東)
パー74 -1/1971年(愛知)

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