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石川遼 笑顔なき2週連続2位「技術がまだまだない」

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 最終日(5日)◇富士桜CC(山梨)◇7566yd(パー71)

頭はスイング作りに傾倒しているとはいえ、悔しくないはずがない。「全体的に(動きが)固かった。なかなか難しいなと」。4バーディ、4ボギーの「71」。前日までに築いた後続との差2ストロークを守り切れなかった。優勝争いに緊張感はつきもの。「それを凌駕(りょうが)する、カバーする技術がまだまだない」と石川遼は自分を断じた。

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最初のバーディを奪った直後の4番(パー3)。1mのパーパットをカップの左に外した。折り返しの9番でまた1mを外してボギーにし、首位の座を明け渡した。「4番は傾斜のきついところで緩んでしまった。9番は上りの真っすぐ。手がストローク中に止まった感じがあった」

3日間降った雨が上がり、コンディションが回復したコースで特に前半は難しいピンポジション。最終組の3人のうち、アウトでスコアを落としたのは前日のリーダーだけだった。

「優勝はできなかったが、もっとズルズル行ってもおかしくなかった」。3日目に69.23%(9/13)だったフェアウェイキープ率は46.15%(6/13)に降下。ショートゲームもそれを補うものではなく、スコアを伸ばせなかった。

前週の「Sansan KBCオーガスタ」に続く2位フィニッシュに笑顔はない。“20代ラストゲーム”は、改めて現在地を知る結果に。「ショットに関しては良いものを出したかったが、なかなか出せなかった。本当に、全てにおいて技術が足りていない感じはする」と無念さを吐露した。(山梨県河口湖町/桂川洋一)

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