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史上2人目のアマでメジャー制覇へ逆転なるか 杉原大河が胸に刻む一通のLINE

◇国内メジャー◇日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills 3日目(5日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7387yd(パー71)

昨年10月「日本オープン」、5月「ダイヤモンドカップ」と今シーズンだけでも2度の優勝争いを経験しているアマチュアの杉原大河(東北福祉大)。一方で「僕はメンタルが課題。自分でもずっと思ってきました」と重圧が増す週末のプレーに苦手意識に近いものを感じていた。

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3週前の試合では首位タイで迎えた3日目に大きく後退。試合後、「全米プロ」出場のため渡米していた大学の先輩である金谷拓実に通信アプリ「LINE」で連絡をとった。自ら崩れてしまったこと、どういう心持ちで臨めばいいか…「自分の力を信じるしかない」。海の向こうからの返信はシンプルだったが、それができていない自分に気付かされた。

5打差4位から出だし6ホールで4バーディを量産してトップに迫ったこの日、終盤は疲労と緊張感でスイングが乱れ、ティショットが左右にブレ始めた。17番では左の斜面に曲げたが、土の上に止まったボールのライを見て池越えのセカンドショットを即決。「ちゃんと打てば、越える自信はあった。僕の中で刻む選択肢はありませんでした」

池を越えるには、きつい左下がりから少なくとも160ydは飛ばす必要があったが、8Iを振り抜いてグリーンまで届かせた。結果は2パットのパーでも、強靭な下半身とたくましくなったハートがかみ合った一打だった。

1973年のツアー制以降、松山英樹、金谷ら4人が成し遂げてきたアマチュア優勝。日本タイトルに限れば、さらに歴史をさかのぼっても1927年の「日本オープン」を勝った赤星六郎しかいない。「明日はやるしかない。自分の出来る最大のプレーをして、その結果が一番いい成績になれば」。大学の先輩たちでも届かなかった快挙へ5打差を追いかける。(茨城県笠間市/亀山泰宏)

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2021年 日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills



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