<スコア>アジアパシフィックダイヤモンドカップ
2021年 アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ
期間:05/13〜05/16 場所:相模原GC東コース(神奈川)
狙うはマスターズ出場とツアーV アマ中島啓太「松山さんと金谷さんの流れに」
◇国内男子◇アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ 最終日(16日)◇相模原ゴルフクラブ 東コース(神奈川県)◇7298yd(パー72)
中島啓太(日体大)が6バーディ、3ボギーの「69」をマークし、通算5アンダー13位に食い込んでローアマに輝いた。米澤蓮や杉原大河(ともに東北福祉大)、河本力(日体大)、杉浦悠太(日大)といったライバルたちを抑えてのフィニッシュに「自分の中では日本アマ優勝くらいの価値と思っていいのかな」と喜んだ。
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杉浦が首位発進した初日はショートパットのミスに苦しんで「73」とオーバーパー。44位スタートから「71」→「70」→「69」と日ごとにスコアを伸ばしていった。
72ホール目の18番(パー5)で2mのバーディパットがわずかに決まらず、トップ10入りこそ1打及ばなかったが、「自分が上に行くことだけを考えた。ゲームプランを間違えず、ピンポジションに対して良い場所にボールを運べた。難しいピンポジションに風も吹いていた中でボギーを最小限に抑えられたと思うし、数少ないチャンスをしっかりゲットできた」。世界アマチュアランキング1位の底力を見せた。
コロナ禍で状況は見通せない部分もあるが、自らへ課すノルマはブレない。「アマチュアでいる間の最大の目標がマスターズに出ることと、男子ツアーで優勝すること。(例年)秋に行われるアジアアマで優勝して来年のマスターズに行くこと、出場できるチャンスがある(国内)男子ツアーで優勝を目指して頑張りたい」と改めて言った。
いずれも松山英樹、金谷拓実の飛躍の礎になったルート。「金谷さんも松山さんも達成されている。自分もその流れに乗っていきたい。1ラウンドの中で数回、本当にもったいないミス、後悔するようなプレーがある。もうちょっと上に行くためには、そこだけ」。見据える高みへたどり着くため、もっともっと強くなる。(神奈川県相模原市/亀山泰宏)