3打差追う石川遼 初の選手会主催「勝ちたくないってことはない」
2021年 ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品
期間:05/06〜05/09 場所:西那須野CC(栃木)
一番人気は金谷拓実 ジュニアゴルファーをトーナメント観戦に招待
◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 3日目(8日)◇西那須野CC(栃木県)◇7036yd(パー72)
一般非公開で開催されている今大会だが、3日目には地元のジュニアゴルファーたちが大会へ招待された。もともとは、出場プロによるレッスン会が計画されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、感染対策を徹底した上でのトーナメント観戦に変更された。
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参加したジュニアゴルファーは作新学院高(13人)、宇都宮文星女子高(5人)、佐野日大高(5人)の計23人。
今大会で予選通過し、3日目を終えて33位につける32歳・阿部裕樹は自身のプレーを続けながら、佐野日大高のゴルフ部監督も務めている。「予選落ちしていたら、私が(生徒たちを)連れてくる予定でした。なので、予選は通りたかった」と、監督のメンツを保って、ちょっぴり安心した表情。
「子供たちだけだと、上手いって勘違いしてしまうこともあるので、まだまだ上手くなれるということを感じてもらいたい」と貴重な機会を喜んだ。試合が始まると、部員5人が監督についてこようとしたが、「お前ら、どっか行け。最終組を見てきなさい」と愛情を持って追い払った。
試合中は思い思いの組について歩いたジュニアたちだが、一番人気は賞金ランキング1位の金谷拓実。1つ前で石川遼が回っていたが、半数以上が金谷組を追いかけていた。そして、もう一人人気だったのは、選手会長の時松隆光。女子学生はあまり反応していなかったが、男子学生たちは興奮気味にナマ“源ちゃん”(時松隆光の愛称)を堪能しているようだった。(栃木県那須塩原市/今岡涼太)