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世界439位から目指すマスターズ 石坂友宏「そのためにまず1勝」

◇国内男子◇関西オープンゴルフ選手権競技 初日(22日)◇有馬ロイヤルゴルフクラブ ロイヤルコース(兵庫県)◇7103yd(パー71)

今大会の予選会は突破することができなかったが、前週出場した「東建ホームメイトカップ」で「気合で頑張った」と8位に入り、石坂友宏は今週も出場チャンスをつかみとった。現在の世界ランキングは439位。「24、25歳までにマスターズに出たい。無理かもしれないけど、来年のマスターズに出場したい気持ちもちょっとある」と、日本ウェルネススポーツ大に通う21歳は大きな目標を掲げている。

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大会初日は1イーグル7バーディ、3ボギーの6アンダー「65」。特筆すべきは、10ydを直接沈めてイーグルとした10番(パー5)を含む、3度のチップインだ。パット数は前半「11」、後半「9」の合計「20」。「高ゴ連(日本高校ゴルフ連盟)の試合で15パットというのがあって。それが自信になっています」と、ショートゲームが支えとなった。

昨年11月の「ダンロップフェニックス」では、金谷拓実とのプレーオフに負けて2位。前週も優勝を飾った金谷を見て、「最終日は特にあの風だったのでさすがなだって思うけど、それじゃ自分も上に行けない。また金谷さんと戦いたい」と燃えている。同じ大学には女子ツアーで活躍する稲見萌寧も在籍しており、「めちゃくちゃ刺激があります」とモチベーションには事欠かない。

「課題は10mとか15mとかじゃなく、長くても10mに以内にパーオンさせること」という。アイアンは得意だが、逆に「真っすぐ打てるのに、打っていない」という反省もある。18ホールの中には簡単にグリーンセンターに乗せれば良いホールや、大きめのクラブでカットさせてピンに絡めたいホールもあるが、「難しく考え過ぎているのかも」と悔しがった。

「もっと上に行くにはまだまだ課題が(ある)」と強い視線で先を見る。シード権、賞金王、世界ランク50位以内、PGAツアーと道は続く。「全米オープン」の予選会にもエントリーを済ませている。「そのためにまず1勝」。気合では負けていない。(神戸市北区/今岡涼太)

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