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深堀圭一郎、プロ30年目の“知恵袋” クラシエとスポンサー契約

52歳の深堀圭一郎は1992年のプロ転向から今年で30年目を迎えた。シニア入りして3年、いまもレギュラーツアーへの熱意も胸に抱きながら、ここ最近はテレビ中継の解説者としても活躍。3月には新たにクラシエホールディングス株式会社(東京都港区・岩倉昌弘社長)とスポンサー契約を結び、新シーズンへの状態を整えてきた。

新型コロナウイルス禍で試合数が減った一年は、長くツアーを戦ってきたベテランにも戸惑いの連続だった。「外出することすらままならず、身体のケア、マッサージもあれほど受けられない年は記憶になかった」。シニア6試合、レギュラー1試合の出場で満足いく内容とは言えなかった。だからこそ、同社の契約には「この世界的に大変な時期に新しくサポートしていただけることがありがたく、光栄な限り」と感謝しきりだ。

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ゴルファーとして未曽有の事態に身を置く今、深堀は過去の苦い経験が生きているという。40代以降は足やひじなど故障の連続だった。「動けなくなったときを思い出しながら、『ああだった』、『こうだった』と。“知恵袋”が役立った。自宅での練習法や体の動かし方を考えて。よりいっそう自分と対話して、考えたのが2020年。ネット、YouTubeなんかで情報を得るようにしてね。データも見直してオフに弱点を見直して。おかげさまで『2021年の深堀』は良い準備ができているなと思います(笑)」

出場試合数が限られる近年はメディアでの仕事も多くなった。今週は国内女子ツアー「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」で解説を務める。「女子ゴルフの今の勢いを生で見ながら何を伝えられるか不安だけど、楽しみでもある。自分は今も現役選手だと思っているので、プレーヤー目線で心の声をお伝えできれば」とコースの外でも新しいチャレンジが何より楽しい。

ラウンドリポーターとして、男子ゴルフ界に吹く新しい風を間近で感じた昨年の「日本オープン」。現役大学生選手たちの活躍に「やっといろんな素材がそろってきた。ここからの数年は新しい、強い力で良い結果が見えてきてほしい」と明るい未来を眺めた。

「過去を見ても、選手層が厚い年代がある。金谷拓実を筆頭にした今の世代は、ナショナルチームのガレス・ジョーンズ(ヘッドコーチ)さんが彼らに最後に“スパイス”を入れた。人間的にも魅力ある選手が実力を兼ね備えると楽しみ。自分と対話しながら磨いてほしい」。先の長いキャリアを見渡せば、ゴルフが上手いだけでは物足りない。観る人あってのツアープレーヤーとしての自覚も育ててほしいと願っている。(編集部・桂川洋一)

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