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世代トップは金谷拓実 清水大成と桂川有人もルーキーイヤーの2021年へ

◇国内男子◇ファイナルクォリファイングトーナメント 最終日(11日)◇ザ・ロイヤルゴルフクラブ(茨城県)◇7568yd(パー72)

大学卒業を控える2人の若者が、勝負の世界の緊張感を味わった。プロ転向したばかりの清水大成桂川有人(ともに日大4年)が、コロナ禍による2020年と21年のシーズン統合を受けて実施されたファイナルクォリファイングトーナメント(QT)でボーダーラインを突破した。

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アマチュアとして出場した10月「日本オープン」で13位に入った清水は、出だし1番でティショットがOB。いきなりダブルボギーをたたいた。「焦りもありましたけど、逆に吹っ切れました」と腹をくくり、7番までに3バーディを奪い返した。

「なかなかいいパットが決まらなかった」と苦しみながら、6バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「70」にまとめ、通算3アンダー5位でフィニッシュ。「この1打で(来年)出場できる、できないが決まってくる。重みが違いました。いつもだったら『獲り返せばいい』と思えるけど、『あれがなかったら…』と後悔が積み重なっていく。疲れました」と神経をすり減らした4日間を振り返った。

ナショナルチームでも活躍した桂川は最終18番で2mのバーディパットを沈め、拳を握った。「これを外したら落ちると思って打ちました」という気持ちを込めた一打で締めて「68」。前半で2ボギーが先行も、後半「31」で巻き返して「ツアーメンバー」として出場権を得る10位タイまでに滑り込んだ。

すでにプロで活躍する金谷拓実とは、東北福祉大と日大の中心選手同士としてしのぎを削ってきた。高校は通信制に通い、知人の紹介で“留学”したフィリピンでゴルフの腕を磨いた経歴の持ち主は「もともと自分は高校もフィリピンに行ったりして、もっとレベルが低かった。ライバルとか、そういう意識はまったくない」としっかり足元を見つめる。

学生最後の一年は次々と試合も中止になり、その分をトレーニングやスイング改良に充ててきた。「どちらかといったら、壁にぶつかった感じはある。プロになる前にこういう経験をして、早く気付けたのは良かった。(ツアーの出場権が巡ってきたら)チャンスをものにできるように、しっかり準備をしていきたい」と覚悟を胸に新たな年を迎える。(茨城県鉾田市/亀山泰宏)

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