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「人生3回目のイップス」大堀裕次郎はシード落ちにも前を向く

◇国内男子◇カシオワールドオープン 2日目(29日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7335yd(パー72)

来季の賞金シードをフルフィールドで争うシーズン最後のゲーム。予選落ちに終わった選手のうち7人が、賞金ランキング上位65人に入れず来季の賞金シード陥落が決まった。3年守ってきた出場権を失った大堀裕次郎は1Wショットのイップスが再発。この先の長い戦いを覚悟しながら、潔く高知を去った。

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昨季5試合だった予選落ちは今年、15回に増えた。9月「ANAオープン」を最後に決勝ラウンド進出はなく、36位タイで迎えたシーズン最後の日は「77」だった。年間のフェアウェイキープ率はわずか37.75%。「夏の前から…いや、去年から1Wに悩んでいたので苦しくなるなと思っていました」と明かした。

「ここ2カ月はイップス気味で」。持ち球はフェード。試合中の肝心な場面だけでなく、左に大きく曲げるシーンがドライビングレンジから散見された。クラブ調整も長い間、苦労を重ねている。行く先に光はまだ見えない。それでいて「イップスは人生で3回目なので。高校のとき、大学のときにもなった。4年くらいに1回…オリンピックみたい」と、気丈に周囲を和ませた。

「ゴルフをやめなくちゃいけないと思った大学のとき、イップスを乗り越えて日本アマで優勝した(2013年)。だから、越えられると思う」。次週の最終予選会(QT)よりも、もっと先を見据えて「前を向いているんで、大丈夫です」と言った。ここはきっと、終わりの場所ではない。(高知県芸西村/桂川洋一)

〈今大会予選落ちにより29日終了時点で賞金シード陥落が決まった主な選手〉
上井邦裕竹安俊也セン世昌(台湾)、ラタノン・ワナスリチャン(タイ)、谷口徹大堀裕次郎プラヤド・マークセン(タイ)

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