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今平周吾は直近2年でワースト発進 追うノリス14位

◇国内男子◇カシオワールドオープン 初日(28日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7335yd(パー72)

2年連続の賞金王戴冠が迫る今平周吾が出遅れた。ショットが不振で1バーディ、3ボギーの「74」をたたき、2オーバー。第1ラウンド終了時点で84位タイは直近2シーズンのワースト順位のスタートになった。同組で回った賞金ランキング2位のショーン・ノリス(南アフリカ)は3アンダー14位タイで2日目を迎える。

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冷たい雨が落ちた午前中の気温は11℃。傘を差し、ニットを着込んでティオフした今平はショットの後に肩を落とすシーンを多く見せた。「あまり(多く)服を着て打つのが好きじゃない。ちょっと影響したかなと」。前半11番(パー3)で第1打を左奥のバンカーに入れ、3mを沈めてなんとかパーセーブ。その後も左に曲げるケースが多く、スコアメークに苦労した。

全選手の平均ストローク「4.245」と最難関になった17番、第2打をピンそば3mにつけて最初のバーディを奪った。勢いづきたいところの18番(パー5)、2mのバーディパットがカップに蹴られてガッカリ。後半アウトは3ボギーに終わり「前半はなんとか耐えていたんですけど、後半でなかなか耐えきれなかった。全体的に(ボールが)つかまりすぎていた」と嘆いた。

追う立場のノリスは前週「ダンロップフェニックス」2日目に体調不良で棄権した。賞金レースで約700万円だった差は約3700万円にひろがった。逆転の条件は厳しくなったが「8月から長い遠征が続いていたので、先週休めたのは不幸中の幸いだと(キャディの)弟と話していた」と、つかの間のオフを前向きに捉えていた。体力は回復した様子で、この日はレインウェアをまとうこともなく「個人的にはこのくらいの気温は気持ちいい。半袖でプレーした」。首位の宮本勝昌とは3打差と好位置で発進した。

「シュウゴは本当に素晴らしい選手。彼の結果はどうにもできないが、優勝は自分で手繰り寄せられる。最終日はトロフィーを掲げて終わりたい」とノリス。優勝賞金は4000万円。次週の最終戦「日本シリーズJTカップ」(東京よみうりカントリークラブ)を前に、戦況がひっくり返る可能性もある。(高知県芸西村/桂川洋一)

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