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2015年 ホンダ LPGAタイランド
期間:02/26〜03/01 サイアムCCオールドコース(タイ)

松山的?ルーキー、キム・ヒョージュの大物感

正直、なにから書き始めたら良いのか分からない。今週の「ホンダ LPGAタイランド」で米国女子ツアー今季初戦を迎える米ツアールーキー、キム・ヒョージュ(韓国/19歳)の足跡は、あまりに華々しい。

2012年、アマチュアながら初参加した国内女子ツアー「サントリーレディス」で最終日にツアー最少ストローク記録となる「61」を叩きだして、宮里藍を上回る史上最年少優勝(16歳332日)を達成したことは、みなさんの記憶にも残っていることだろう。同年10月にプロ転向した際には、すぐに韓国を代表する大企業のロッテと契約。その金額は年間2億円とも言われている。

昨年はさらなる成長を見せつけた。韓国ツアーではメジャー3勝を含む年間5勝を挙げて賞金女王を獲得。年間賞金は12億ウォン(約1.2億円)を超え、2位とは5億ウォン以上の差をつけるぶっちぎり。申智愛を抜いて同ツアーでの1シーズン最多獲得金額を更新した。ちなみに、ジャン・ハナは同ランク6位、米ツアー第2戦のバハマを制したキム・セヨンは10位だった。

さらに、9月に行われた米メジャー「ザ・エビアン選手権」では、自身初メジャー初ラウンドで男女を通じてメジャー最少スコアとなる「61」をマークして飛び出すと、最終日はカリー・ウェブ(オーストラリア)との接戦を制して、メジャー初出場で初優勝を達成。今シーズンの米ツアー出場権を手に入れた。その試合を含み、昨年4回出場した米女子ツアーはすべてトップ10以内という安定感だ。

今年は1月頭から元韓国代表総監督のハン・ヨンヒ氏のもとで1カ月に及ぶタイ合宿を敢行した。申智愛らツアープロに加え、トップアマチュア約70人という大所帯の中で切磋琢磨しながら、黙々とシーズン開幕へと備えていった。

この日、ヒョージュの練習ラウンドに帯同していたのはヨネックスの秋山達哉氏。昨年から使用している「i-EZONEドライバー」と、新ドライバー「EZONE Tri-G」のコース上でのテストをじっくりと見守っていた。

秋山氏によれば、ヒョージュはクラブに関してのこだわりは少ないが、感性を大事にするので簡単には新しいものに変えないのだという。また、テレビ出演などを依頼されても、ほとんど断っているという。韓国メディアは「メンタル・クイーン」というニックネームで彼女を呼ぶ。ゴルフに関してはストイックな印象で、それは松山英樹を彷彿とさせる。

練習ラウンド中、ずっとサングラスを掛けていたヒョージュに、顔写真を撮りたいからと、インターバルで声を掛けた。一瞬、サングラスを取ってくれないか?「それは無理」とヒョージュ。ワケを聞くと、目の手術をしたからだという。レーシックか、それなら仕方ない。ちなみに、いつ手術をしたのかと聞いてみた。「去年よ」とさらり。――去年かよ!その突っ込みは心の内にしまって置いたが、彼女の性格の一端に触れた気がした。(タイ・チョンブリ/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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