米国女子ツアーフォトギャラリー
2014年 HSBC女子チャンピオンズ
期間:02/27〜03/02 場所:セントーサGC(シンガポール)
“選手負担ゼロ”から伝わる主催者努力
今週シンガポールで開催の米国女子ツアー「HSBC女子チャンピオンズ」は、前年の優勝者や世界ランキング上位者など、出場資格が限られた“エリートフィールド”。選手たちは中心街にあるオフィシャルホテルに宿泊をし、ラウンド後は思い思いに海外の地を楽しんでいるようだ。
オフィシャルホテルは主催者の意向で決められ、基本的には安全面や快適性を優先した高級ホテルがほとんど。興味本位で昨年までのオフィシャルだったホテルに足を伸ばしてみたところ、カジノや高級ブランド店がズラリと並ぶショッピングモールが併設された異空間だった。
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さぞ高いだろう・・・と思って宮里美香に聞いてみたところ、「今週、選手は無料なんですよ。飛行機代も」とまさかの回答。「アメリカから移動する選手がほとんどなわけだし、経費を自己負担していたんじゃきついですよ」(宮里)。基本的に、海外で行う出場選手数が限定された予選落ちが無い試合では、出場選手の経費を大会側が負担をしているという。ちなみに、先述したホテルの公式ページでは、日本円で1泊約3万円から宿泊可能。先週タイ開催の「ホンダ LPGAタイランド」、シーズン後半のアジアシリーズも“経費無料”の対象であるという。
しかし、米国で行われる通常の試合における経費は、もちろん選手負担だ。オフィシャルホテルへの宿泊はバスによる送迎が行われるなどのメリットもあるが、高額であるため、近隣にある通常のホテルに泊まる選手も多い。昨年から米国ツアーに参戦する上原彩子もその1人。「オフィシャルに泊まる、泊まらないは、ホテル代を見て判断しています。普通のホテルから、レンタカーでコースに行くこともありますよ。今週は助かりますね」。
より存在意義の高いトーナメントとして成功・発展させるためには、主催者にとってやはり世界トップクラスの選手たちを揃えることが命題の1つ。上原の話を聞き、その努力が伝わってくるようだった。(シンガポール・セントーサ島/塚田達也)
塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。
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