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いよいよ金メダルを狙う戦いに!2014年国内女子ツアーが開幕

3月7日(金)、2014年の国内女子ツアーが開幕する。昨年よりも1試合増えて全37試合、賞金総額も9000万円増の32億5000万円となった。その開幕前日に日本女子ゴルフ協会(LPGA)の小林浩美会長は「期待に応えられるように1試合1試合大事にやっていきたいと思います。強い選手が日本に来たり、日本から世界に出て行ったり、世界で勝つというのを目標としてツアー強化を図っていきます」とコメントした。

小林会長の“世界で勝つ”という言葉には、2年後に開催されるリオデジャネイロ五輪、さらには2020年の東京五輪で勝てる選手を育てるという命題がかけられている。そのための1つの取り組みが、4日間競技の増加(9試合、2013年シーズン~)だ。現在世界ランキングの上位選手が数多く出場している米女子ツアーでは4日間での競技が主流だが、日本ツアーの現状は28試合が3日間競技となっている。

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しかし、それだけで日本ツアーが劣っているとは言い切れない面もある。現在、世界ランキング1位の座につく朴仁妃(韓国)は日本ツアーで実績を積んで米ツアーに移った。同様に日本から巣立った選手も多く、またその逆に世界で実績を積んだ選手が日本に戦いの場を移す場合もある。

「全英リコー女子オープン」など海外メジャー2勝の申智愛(韓国)は、今季から日本ツアーを主戦場とする。昨年、国内で賞金女王に輝いた森田理香子は、米ツアー進出について意見を求められると「必ずしも米ツアーが一番とも言い切れないです。日本ツアーにも魅力は良くはありますし、今の段階では私は日本で上位に入ることが目標です」と語る。

また、海外メジャーの1つ「全米女子オープン」の最終予選が、今年から日本でも開催(5月19日、愛知・東名古屋CC)されることが決まった(中国、韓国、イギリスも同時開催)。これまで男子の「全米オープン」で実施してきたように1日で36ホールのストローク戦を行う。アメリカ以外で戦いを続けるタレントたちを無視できなくなり、“世界一の大会”を謳うために門戸を広げたいというUSGA(全米ゴルフ協会)の思惑だが、チャンスには違いない。

国内女子ツアーはニューフェイスの活躍も著しく、昨季はプロ転向実質1年目の比嘉真美子が2勝、同2年目の堀奈津佳も2勝を挙げ、一気にトッププロの仲間入りを果たした。今季の出場資格をかけたクオリファイをトップで通過し、新人戦でも優勝した藤田光里など注目選手は多い。賞金ランキング50位までのシード選手の平均年齢も2010年の27.6歳から13年の26.7歳まで徐々に若年化を続けてきた。

地元開催で期待の高まる6年後の東京五輪を考えれば、裾野は順調に広がっているといえそうだ。今季はどのようなニュースターが飛び出すのか? 年間を通した賞金女王争いも、いよいよ金メダルへとつながる道筋となってきそうだ。(沖縄県南城市/本橋英治)

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