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山村彩恵、プロになって“運気UP”のヒミツとは・・・

“運気UP”。人それぞれ、勝負の前に、なにか決まりごとを作って、それに準じてみたり、なにかを身につけたりすることはよくあることだ。石川遼や、タイガー・ウッズがトーナメントの最終日に「赤」を着用するのも、それに近い感覚?と言えるだろう。

神奈川県の大箱根CCで開催されている「CAT Ladies 」初日、1イーグル、3バーディ、2ボギーの3アンダーで、首位に1打差と迫る4位タイでホールアウトした山村彩恵。この日、インからスタートした山村は10番でボギーが先行するも、中盤に3つのバーディを奪う猛攻。16番では「グリーン左に外したボールが傾斜で跳ねて30cmにつきました」とバーディを奪うと、折り返した1番(パー5)では、約20ヤードの真横からのアプローチが直接カップインしてイーグル。「ラッキーもありましたね」と振り返った。

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話は冒頭に戻るが、山村の“運気UP”のヒミツは、意外なところにあった。話は遡ること約3週間前の「2012年度LPGAプロテスト」に合格してからのこと。これまでTPD単年登録でツアーに参戦していた山村だったが、プロテスト合格という看板とは「全くちがいますね。ツアーに集中できますから」と、ルーキーとは思えない頼もしい発言、そして以前よりもプロ意識が高くなったことを明かした。「どんなところが?」との記者の質問に、「私生活、考え方、体調管理、攻め方とかですかねぇ・・・」とここまでは一同納得。

すると突如、「わたし、ものすごいガサツなんです。だから合格してから、いろいろと失敗しないように気をつけています」と山村。「もっと周りからプロとして見られている意識を持つようにしています。プロになってから、脱いだものはに脱ぎっぱなしにしないとか、ホテルはベッドメイキング(整える程度)してから出発するとか・・・」。その発言に記者たちは大爆笑(「それはプロになる前からするべきことじゃ・・・???」の言葉は飲み込んで)、山村の性格を理解した瞬間だった。「でもそういう心掛けこそが、今日のラッキー、“運気UP”につながっているんだと思います」。

155cmと小柄の体格、サマンサタバサのウエアに身を包み、屈託のない笑顔を見せる山村だが、ドライバーの平均飛距離は250ヤードのパワーの持ち主だ。ことゴルフに話題が移れば「明日以降はもっと伸ばしたい」と貪欲な眼差しを向ける。明日もベッドメイキングして出発すれば、再びラッキーが舞い降りてくる!?(神奈川県足柄下郡箱根町/糸井順子)

糸井順子(いといじゅんこ) プロフィール

某自動車メーカーに勤務後、GDOに入社。ニュースグループで約7年間、全国を飛びまわったのち、現在は社内で月金OLを謳歌中。趣味は茶道、華道、料理、ヨガ。特技は巻き髪。チャームポイントは片えくぼ。今年のモットーは、『おしとやかに、丁寧に』。

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2012年 CAT Ladies



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