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賞金シード争いは残り1試合

2008/11/16 20:46

「伊藤園レディスゴルフトーナメント」で7位タイに入った一ノ瀬優希は、この試合で210万円の賞金を獲得し、賞金ランキングは前週の54位から49位へとジャンプアップ。50位以内に与えられる翌年のシード権獲得圏内に滑り込んだ。

最終戦は出場者が限定される為、シード権争いは次週の「大王製紙エリエールレディス」が最後となる。そのシード権は賞金ランキング50位以内が基本だが、そこにはいくつかの繰上げ条件が存在する。

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まずは永久シードを持っている選手の除外。これは現在5位の不動裕理が該当する。さらに、年間の出場義務試合数に達していない選手の除外。今季は「日本女子オープン」「ミズノオープン」「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の3試合を除いた全34試合の60%に当たる21試合が義務試合数だが、これに達していないのは39位のチャンナだ。

さらに、今季ここまで20試合に出場して10位につける辛ヒョンジュ(韓国)が、次週は欠場を表明しているが、最終戦にも出場しない場合はこれに該当する。ただし、辛本人はメジャー優勝の3年シードがある為、翌年以降の出場権は確保されている。

もう一人、シード権争いの鍵を握るのが、同23位の申智愛(韓国)。現在は非会員登録をしているが、来年は米国を主戦場とするという彼女が、非会員登録すらしない場合は、さらに順位が繰り上がる。ちなみに、非会員登録選手に出場義務試合数が課されるかどうかは、明日LPGAで審議を行う予定だという。

シード権を争う選手は、目の前の試合で結果を出すことが一番だが、微妙な裏事情も知っていると、見ている我々もギリギリの争いをしている選手の気持ちが良く分かることだろう。(編集部:今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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