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カツとアニキ 下積み時代から続く太い絆の話

1イーグル、3バーディの「67」。首位と2打差の好発進にも、河井博大の表情は深刻だ。「ここ1カ月ちょっと調子が悪い。何とか予選は通っているけど、どうやってショットを打っていいのか分からない状態。先が見える手応えが1ミリもないんです」。2011年「日本プロ」優勝者は、か細い声で弱音ばかりを漏らした。

「趣味は悩むこと」と寂しく笑う43歳。長く続くアプローチイップスに加え、持ち味であるショットも迷走中だという。「もう1回優勝を、という秘めた思いもあって、さらに良くしないといけないという気持ちが悪い方に向いている」と現状を明かした。

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そんな河井に厳しいゲキを飛ばしたのが、同じ広島県出身で4歳下の後輩、沖野克文だった。開幕前日、水曜日の夕食時。弱気な言葉が止まらない河井に、強い口調で釘を刺した。“昔はそんな河井さんじゃなかった。形にこだわりすぎているし、気持ちを出さないといけない”。

河井と沖野の関係は長い。20年ほど前に河井が所属していた小野ゴルフ倶楽部(兵庫県)に、沖野が研修生として入ってきたのが最初の出会い。互いを“カツ”“アニキ”と呼び合う間柄で、長く下積み時代をともにしてきた仲だ。

腹を割って話せる相手だからこそ、ついつい漏れてしまった弱気の言葉に、真剣に答える後輩の言葉は重く響いた。

「確かにそうだなと。今日は形にこだわらず、気持ちであそこに持っていこう、という感じで打っていました。今日はカツのお陰だと思います」

1999年のプロ転向からなかなか日の目を見ない沖野にとっても、河井はやはり良き相談相手だ。今季は上位に顔を出す回数が増えているが、パターのグリップに関して河井からクロスハンドを勧められたアドバイスも効いているという。

「“どうせ入らないならやってみたら?”と言われて(5月)日本プロから始めました。今までのモヤモヤが消えて、良い感じです」と沖野。今週も河井の1打差、4アンダー8位と上々の位置でスタートを切った。

「明日もどうやって打つか、カツとビールでも呑みながら相談します」。悩みを分かち合い、励まし合ってきた2人の絆は長く太い。「そういう関係っていいですよね」。河井は静かに微笑んだ。(北海道千歳市/塚田達也)

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塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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