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SNSプロモーションに期待 香港から招待された日本人モデル

2020/01/12 08:00

◇アジアンツアー◇香港オープン 3日目(11日)◇香港GC(香港)◇6701yd(パー70)

決勝ラウンドに入った3日目、12番ホール(144yd/パー3)で「Beat the Pro(プロをやっつけろ)」というイベントが開催された。これは、プロたちがティショットを打ち終えたあと、同じティからアマチュアが打ち、プロよりピンの近くにつけることができれば賞品がもらえるというチャリティ企画。香港GCや香港ゴルフ協会ジュニアプログラムのメンバーに加え、一般からも入札という形で参加可能で、その収益金は地元のチャリティ団体に寄付されることになっている。

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最終組までの20組にそれぞれ一人ずつアマチュアが登場したが、その中に日本でランウェイモデルや、テレビ番組「王様のブランチ」のリポーターとして活躍した中島亜莉沙(なかしま・ありさ)さんがいた。

そもそも、中島さんはプロモーションのために大会から招待されたメディアの一人。彼女は自身のインスタグラム(arisan_days)を駆使して発信するいわゆる“インフルエンサー”という立場だ。フォロワー数は現在3万人ほど。大会ハッシュタグ(#TheHKOpen)をつけて、ロープ外から動画や写真をどんどんアップするという役割を担っている。これまで招待されていた紙メディアに代わって、今年初めて彼女のようなインフルエンサーが起用された。

「海外でアジアンツアーを観るのがはじめてだったこともあり、すごく楽しみにしていました。朝の練習はプロと同じ場所で、隣の打席に浅地選手がいたので挨拶をしたらにこやかに答えてくれました。けっこう調子も良くて、もしかしたらニアピンも狙えるんじゃないかと思っていました(笑)」と中島さん。

パチャラ・コンワットマイ(タイ)、スコット・ヘンド(オーストラリア)、劉ヤンウェイ(中国)に続いてティイングエリアに上がると、「3人の完璧すぎるショットを見たあとだったので、この上なく緊張して思わず笑ってしまいました」と、自然にこぼれた笑みに場がなごむ。

「右手にバンカー、左手には大きな池があって、思っていた以上に狙い所が狭かったです。ショットはそこまで悪くなかったけど、まっすぐ低い球で綺麗に池ポチャしました!」と、残念ながらプロを負かすことはできなかったが、その模様はさっそく彼女のインスタグラムにアップされた。

新しい時代の新しい情報の伝え方。ちなみに今大会は、香港最古のプロスポーツイベントとして1959年から続いている。12日が大会最終日で、日本勢は大槻智春が9位、関藤直熙が19位、浅地洋佑が52位から残り18ホールをプレーする。この情報を、彼女の存在を通して発信しようとする我々のはかない努力も、少しは報われるとよいのだが。(中国・香港/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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2020年 香港オープン



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