UAEにあるエミレーツGCで行われる欧州ツアー「オメガドバイデザートクラシック」の開幕前日、プロアマ戦に出場予定だった同クラブ創設メンバーのアショク・バクシ氏（75歳）が、ウォームアップ中に心不全で倒れ、搬送先の病院で死去した。

午後のプロアマ戦でロマン・ワッテルとプレーする予定だったバクシ氏は、昼過ぎに練習場で突然倒れた。すぐに欧州ツアーの医療チーム責任者のロジャー・ホークス医師と地元の救急隊が救護に当たり、さらなる治療のため救急ヘリでラシッド病院へと搬送されたが、不幸にも助からなかったという。

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バクシ氏はエミレーツGCの創設メンバーであり、歴代キャプテンの1人。明るく、寛容な人柄で、ドバイ・ゴルフ界で尊敬を集めていた。この事実を受け、午後のプロアマ戦はキャンセルされ、また同氏への敬意を表するために、エミレーツGCのコースとすべてのゴルフ関連施設が閉鎖された。

「オメガドバイデザートクラシック」の主催者であるゴルフ・イン・ドバイの副会長兼CEOのモハメド・ジュマ・ブアマイム氏は「親愛なる友人を突然失って、我々は深い悲しみに沈んでいる。彼は自分が愛していることをやっている最中に命を失った。我々の気持ちと祈りは、この困難な時期に彼の家族とともにある」とコメントしている。